都内で開催されたイベントでは笑顔も見せていたが…田中将大「金額じゃないですよ」神の子のプライド
「とにかく自分ができることを変わらずやっていくだけ」
「金額じゃないですよ。気持ちの部分で『期待されてないんだな』と思いました」 日米通算197勝を誇る″神の子″が、プロ野球人生の岐路に立たされている。 【本誌未掲載カット】田中将大 イベント中の"笑顔"と、取材での"厳しい表情"にみえた覚悟 手術の影響で0勝に終わった田中将大(36)は今オフの契約更改で、規定の減額制限を大幅に超えるダウン提示を受け、所属する楽天との訣別を選んだ。 「名球会入りまであと3勝に迫っているスター投手ですから、他球団はすぐに獲得に乗り出すと思われていたのですが、いまだに獲得を明言するチームが現れない。これは田中サイドにとっても予想外だったでしょう」(スポーツ紙デスク) 12月8日、田中は世田谷区内の屋内練習場で開催された『マー君ラボ2024』に登場。これはミズノと田中が共同主催するイベントで、田中は全国から選ばれた6人の中学3年生に、ピッチングのスキルを叩きこんだ。 「イベントではリラックスした表情を見せていましたが、終了後の取材では厳しい表情に。『とにかく自分ができることを変わらずやっていくだけ』と、現役続行への覚悟を滲ませました」(イベントを取材した記者) レジェンドといえど、獲得する球団がなければ引退を迫られるのがプロ野球選手。田中自身もそれは理解している。 「楽天時代は、遠征先のホテルでの最上階フロア宿泊を確約してもらったり、自宅の家賃を負担してもらったりと年俸以外の付帯条件が多かった。しかし、田中サイドはプライドを捨て、次に所属する球団に対して特別扱いを要求しない方針。とにかく移籍のチャンスを広げたいのでしょうね」(楽天球団関係者) イベントでは中学生に「野球で最も重要なのは根性」と話していた田中。自身の去就も、根性で決めきれるか。 『FRIDAY』2024年12月27日号より
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