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ウイルスの防御態勢を万全に 組むのは企業としての義務だ【コロナ禍で生活はどう変わったのか(金子卓司)】

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 自らの仕事、私生活を通じて緊急事態宣言下の2カ月間の自粛生活を「一個人」としてどのように向き合い対処したのか。等身大の問題としてコロナ禍による暮らしの内実を綴っていただいた。  ――――金子卓司さんは、埼玉県と茨城県を中心にダンボール包装会社、稼働率80%でテレビ東京「WBS(ワールドビジネスサテライト)」でも紹介されるほどのビジネスホテル「ホテルグリーンコア」、福祉事業など6社の多角的経営を行うCEOである。  だが、ただの経営者では収まらないほどの「へうげもの」でもあり、文化的事業にも積極的に投資し、あの伝説の六本木「TATOU TOKYO(タトゥー東京)」の経営者でもあった。交友関係は多岐にわたり、自らもオタクを自認し、サブカルチャーへの造詣も深い。合理的であることを目指す経営という仕事の前提として非合理な人間の価値を信じて疑わないヒューマニストでもある。また、妹の金子祐子さんは「マザーリングマネジメント協会」の代表理事でもある。 この記事の写真はこちら ◼︎コロナ禍で生活はどう変わったのか――――金子卓司  小さいながらも複数のグループ会社を持つホールディングスの代表者である我身にとって、このコロナ禍と言う騒動は、たくさんの変革も動揺も失意も、もたらしました。  グループ会社の一つ段ボール製品の製造、販売をする創造紙材は、比較的この騒動の影響は、少ないと言えます。ですが、ホテルグリーンコアと言うブランドで4地区5館を展開するビジネスホテル事業は、惨憺たるものです。  リモートワークの普及もあって出張の必要性は、各企業により再考されたのだと思います。スーツ姿の出張のお客様の姿は見えなくなりました。  どうしてもその現場に行かざる得ない方達の宿泊は、緊急事態宣言の終了を受け、戻りつつあります。でも、コロナ前に戻る事はないと考えます。  ビジネスホテルと形態をどう変化させ新規の宿泊というニーズを掘り起こせるかどうか、スタッフと共に知恵を絞っている最中です(【註】参照)  ウイルスの防御態勢を万全に組むのは、サービス業であれ、製造業であれ企業としての義務だと思います。  今夏、お祭り、海開き、花火、その他諸々、風物詩と言われる物が全て中止になります。なんとものっぺりとした暑いだけの夏という季節をウチのスタッフを含め今の若い人達は過ごす事になります。  まさに青春の無い夏になります。  今後のニューノーマルは、人との距離を取れと言います。距離を取れば、語らいも熱い議論も触合いも昂ぶりも生まれ難いと考えてしまいます。  それは、人としての情緒ある文化を育む様な生活と言えるのでしょうか。  孫も生まれ、還暦を過ぎた爺の身でありながら、老婆心が消えません。  (『一個人』夏号より) 【註】 V字回復ホテル、次はコロナ打撃 新たに「子どもアトラクション」サービスで勝負【#コロナとどう暮らす】(2020年7月28日『埼玉新聞』)https://news.yahoo.co.jp/articles/39750dddd21f173145123b582e66735126fe3b6d 《参考資料リンク》 【CSクレイジーバンドのCSチャンネル】より 金子卓司のサブカルチャー全部乗せ(現在9回目) https://www.youtube.com/watch?v=ytDyaEO0F38&list=PLEL2dS-XhYNJnSpbdD2SPEEtjLvHLBW46 【WBS(ワールド・ビジネス・サテライト)】より https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/wbs/feature/post_137076/

文:金子卓司

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