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コロナウイルス感染症対策に。次亜塩素酸水を買うときの注意点

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新型コロナウイルス除去に有効、として名前を聞くようになった「次亜塩素酸水」。ですが、どのような特徴があり、どのように扱えばいいのか、よくわかっていない人も多いのではないでしょうか。 長年に渡って一般住宅、大学病院、老人介護施設など異なる環境に存在する「真菌・細菌・ダニ・微小昆虫」などを総合的に調査・研究してきた博士(農学)の川上裕司さんに、詳しく解説してもらいました。

新型コロナウイルス感染症対策に有効。弱酸性次亜塩素酸水とは

新型コロナウイルス感染症対策に必要な「消毒用エタノールの代替薬剤」としての「弱酸性次亜塩素酸水」の安全性と微生物に対する効果について解説します。

●次亜塩素水と次亜塩素酸ナトリウム水溶液の違い

「次亜塩素水」と「次亜塩素酸イオン水=次亜塩素酸ナトリウム水溶液」は、名称が似ていることから混同されやすいのですが、安定性の観点からは大きく異なります。 図42に両者の違いを示します。殺菌力の主体は、どちらも「次亜塩素酸」で、pHに依存して性状が変化するのが特徴です。

「次亜塩素酸イオン水(次亜塩素酸ナトリウム水溶液)」は、アルカリ性ですので、皮膚刺激があります。読者の皆さんが日常的に使われているキッチン用漂白剤やカビ取り剤の主成分が「次亜塩素酸ナトリウム」です。製造上の理由から、多量の『苛性ソーダ』を含むため、皮膚のタンパク質を溶かし、吸引すると口腔内や鼻腔内に炎症を起こします。また、不安定で、多量の『有害塩素ガス』を発生しやすく、強い酸化力を持つのに、強いアルカリ性であるため、金属腐食や有機物を分解する危険がついて回ります。 これに対して、「次亜塩素水(弱酸性次亜塩素水、微酸性次亜塩素水)」は、pHが中性付近(pH4.5~pH7.5)であり、皮膚刺激性が極めて少ないのが特徴です。そのため、手指の除菌に使うことが可能です。 「次亜塩素酸水」は、従来の次亜塩素酸ナトリウムが持つ極めて高い殺菌力の利点を活かしたまま、「皮膚に優しい」「誤って口に入っても安心」「漂白や金属腐食の心配がない」「空間噴霧が可能」などの注目すべき特徴があります。 また、使用する際の利点として、次の6つが挙げられます。 (1) 反応後は塩と酸素と水に分解して安全である (2) 食品に使える (3) 強い殺菌力がある (4) 抗菌スペクトルが広い (5) 引火しない (6) 低コストで製造できる

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