米株式ファンドに6週連続の資金流入、FRB利下げに期待
[13日 ロイター] - LSEGのデータによると、今月11日までの1週間に米株式ファンドは63億6000万ドル相当の買い越しで、6週連続で資金が流入した。労働市場の減速や物価上昇に抑制傾向が見られる中、米連邦準備理事会(FRB)による次回会合での利下げへの期待が高まったことが背景にある。前週は88億2000万ドル流入していた。 米大型株ファンドの買越額は23億3000万ドル、小型株ファンドは21億2000万ドルだった。マルチキャップファンドには9億5800万ドル流入した一方、中型株ファンドは1億4400万ドルの売り越しだった。 セクター別株式ファンドは12億2000万ドルの売り越し。売越額は、9月25日までの1週間以来の大きさだった。ヘルスケアで8億9800万ドル、一般消費財で5億8400万ドル、金融で2億9900万ドルいずれも流出した。 米国債ファンドは41億5000万ドルの買い越し。28週連続での買い越しとなった。 米短・中期投資適格級ファンドは29億5000万ドルの流入。一般国内課税ファンドとローンパーティシペーションファンドの買越額はそれぞれ19億ドル、10億6000万ドルだった。 前週は1213億3000万ドルと大きく買い越されたマネー・マーケット・ファンド(MMF)は、26億7000万ドルの売り越しに転じた。 *写真を添付して再送します