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【恵まれたSUV】ホンダCR-V ハイブリッド(最終回)長期テスト 好印象を生む穏やかさ

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AUTOCAR JAPAN

最終回 多くのクルマに乗れる恵まれた仕事

text:Mitch McCabe (ミッチ・マッケイブ) translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)   「#Blessed(恵まれている)」。筆者がインスタグラムなど、SNSで目にするハッシュタグだ。 【写真】ホンダCR-V (75枚) 恵まれた仕事だと思う。多くのクルマを試乗できる。当たり前のことではない。同時に、注目を受けることも少なくない。 時々ガソリンスタンドへ、真新しいクルマ数台を連ねて給油に立ち寄る。クルマ好きのドライバーから、振り向かれることも多い。筆者には手が届かない、高級車のこともある。排気量や燃費も聞かれる。 いつも、自分がオーナーではないことを丁寧に説明する。さらに興味を持った人へは、知っている情報を伝え、車内を紹介することもある。 ポルシェやランボルギーニなど、エキゾチックなモデルではよくあることだ。でも、スーパーカーではないホンダCR-Vハイブリッドでも、似たような体験をするとは想像していなかった。 英国人のCR-Vへの感心度を、過小評価していたのかもしれない。2019年では、CR-Vは世界で最も数多く売れたSUVだった。筆者の考えが違っていたのだろう。 ある霧の深い夜、給油中に隣のポンプへ大型トラックが停まった。1人の男性降りてきて、筆者へCR-Vの感想を聞いてきた。ハイブリッド版を選ぶべきかどうか。 彼の話では、歴代のCR-Vを乗り継いできたのだという。次に乗り換えるクルマを検討していた。わたしの正式回答は、この長期テストの最終回で導かれる。

好印象につながる静かで穏やかな走り

ハイブリッド版CR-Vには多くのメリットがある。まず、走りが滑らか。 電気モーターは、低回転域から強いトルクを与えてくれる。多くの状況で、充分といえる活発さがある。市街地を低速で走る場合も、静かで穏やか。これらの要素が、CR-Vハイブリッドに対する強い好印象を生んでいる。 立体駐車場も静かに走れる。同等サイズのSUVと比較して、CO2の排出量も少ない。実環境での平均燃費は13.8km/Lで、ガソリンモデルよりは良い。 イニシャルコストを回収できるだけの差になるかどうかは、走行距離による。でも筆者は、もっとハイブリッドは燃費が良いと考えていた。電動化技術は、軽くないためだろう。 EVモードだけで走るような、短距離が中心のスタイルなら、燃費はもっと伸びるはず。 ドライビング体験は薄味。良い意味で。 パワートレインの複雑さを考えると、違和感なく普通に運転できることに驚かされる。ステアリングホイールに付いた、パドルで操作する回生ブレーキも、馴れれば当たり前の機能に感じられる。 ステアリングホイールの操舵感は、落ち着きがあり正確。乗り心地も快適だ。車線維持支援システムや、アダプティブ・クルーズコントロールも素晴らしい。 一方で、ハイブリッド版CR-Vのマイナスポイントの1つは、牽引重量が750kgに制限されること。力強いディーゼルもなくなり、英国の読者からは残念だという意見をもらっている。

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