旬な小物5選

今週のテーマは「プレゼントにおすすめしたい一品」。 【写真を見る】 自分へのギフトとしても！ ラグジュアリーブランドの小物5選

連載「今週のいいもの」では、毎週ひとつのテーマを設けて、GQの視点で選んだ5点のアイテムを紹介する。12月21日から25日週のテーマは「プレゼントにおすすめしたい一品」。ホリデーシーズンや新年に向けて、多くのラグジュアリーブランドが贈り物としてふさわしい小物を提案した。手の届く価格帯でデザインも目を引くアイテムは、自分へのご褒美ギフトとしても◎。ここで気になる一品を見つけてほしい。 ロエベのケース H18.5×W11.5×D3.3cmのボディはマチ付きの三方開きで、コンパートメントにはスリットポケットがひとつ。身の回りのガジェットが過不足なく収まるサイズ感であり、コンストラクションだ。バッグに取りつけられるクロスレザータブを背面に設けているのもポイント。 プラダのケース ボディに採用したのは話題沸騰中のリナイロンだ。リナイロンは織編用糸メーカーの名門、アクアフィル社とのパートナーシップから生まれたリサイクルナイロン、エコニールをまとったコレクション。エコニールは海から回収されたプラスチック廃棄物や漁網、繊維廃棄物などを再利用したナイロンで、解重合と再重合というふたつのプロセスを経ることで品質を損なうことなく無限にリサイクルできるという。三角形にループした矢印のロゴはプラダ リナイロンのありようを体現している。プラダは2021年末までにすべてのナイロンのコレクションをこのリナイロンに切り替えると目標をぶち上げた。 ジル サンダーのサーモスケース “今週のいいもの”はベジタブルタンニンレザーのサーモスケース。プリミティブな風合いはもちろん、破綻のないステッチピッチには惚れ惚れしてしまう。さすがジル サンダー＋といった風格がある。使い込んだときのエイジングも楽しみだ。 マルニのベルト ストリートではアクセントになるロングベルトが息長く売れているが、上品さを演出したいならやっぱりレザーベルトに軍配があがる。ウィークデーはもちろん、ちょっとドレスアップしたいウィークエンドにも頼りになる1本だ。 セリーヌのアンダーウェア エディ・スリマンが手がける2021年メンズサマーコレクションは「THE DANCING KID」がテーマに掲げられた。TikTokに端を発するE-Boyを彷彿とさせる色合わせも柄合わせも自由なスタイル、ロングカーディガンにダメージデニムを合わせたサーフシルエット、緩めのトラウザーズにテディジャケットやフーディを合わせたスケーター。それらは現代のユースカルチャーのエディ流解釈だった。 彼らが肌に触れるアイテムに選ぶものはなにか。エディが出した答えは真っ白なボクサーパンツにソックスだった。永遠の少年には純白がふさわしい、というところだろうか。