中国、産業用ロボット導入で世界3位に ドイツ・日本抜く
[ベルリン 20日 ロイター] - 中国が産業用ロボット導入でドイツと日本を上回り、世界3位になったことが、20日に公表された国際ロボット連盟(IFR)の年次報告で分かった。 報告によると、製造業自動化の国際比較で重要指標となるロボット密度では、韓国が従業員1万人当たり1012台と世界トップで、2018年以降5%増加。2位はシンガポール、3位の中国は470台で、19年の2倍以上となった。 ドイツは429台で、18年以降年5%増加した。 IFRの伊藤孝幸会長は「中国は自動化技術に多額の投資を行っており、23年にはロボット密度が韓国、シンガポールに次いで第3位につけてドイツと日本を上回った」と述べた。 ドイツは成長を工業と輸出に大きく依存してきたが、中国などとの競争がますます激化しており、24年は2年連続のマイナス成長が予想され、主要7か国(G7)では最低となっている。