元人気YouTuber「ヴァンゆん」ヴァンビが語る誹謗中傷、そして未来「解散で自信を失いました…」再起した現在は「実業家」に
「実はヴァンゆんを解散した時、人生の全てを捧げてきたモノがなくなるような感覚で、頭の中が真っ白になり、うつ病になってしまいました。『相方に恵まれ、タイミングと運が良かったから売れた』『自分には才能も何もない、これで全て終わりだ』そんな言葉が頭のなかをぐるぐると巡っていました。しかし、色んなものを諦めてきた人生の中で、もう二度と諦めたくない。そんな強い意志が僕の心のなかに残っていました。 『全てをなくした自分に残っているものはなんだ?』と振り返った時、一つだけ残っているものがありました。それは、今まで沢山の経験を得て積み重ねてきたYouTubeに関する知識だったんです。もう一度挑戦しよう、そう思って始めたのが『スパイダーメーン』というショート動画コンテンツでした」
「ヒーローになりたい」
主に海外層をターゲットにチャンネルブランディングをした同チャンネルは、日本人としては最速の374日で登録者数 1000万人に到達するという記録を達成した。そんな時、YouTuberとして成功をおさめた彼の中で、ある思いが芽生えたのだと言う。 「この経験を元に、夢を叶えるのに必要なのは諦めない心とその夢に正確に向かう知識なんだと感じました。それと同時に、この知識があれば、僕と同じく生まれた境遇や才能の優劣で夢をあきらめてきた多くの人たちを救えるんじゃないか?とも思いました。今まで、沢山の関係者やファンの方々に助けられてきたので、次は僕が一人でも多くの同じ悩みを抱えてる人を助けてあげるヒーローになりたい。そう思い、クリエイターを育成するスクール『HERO’ZZ』を立ち上げることを決心しました」 現在ヴァンビはYouTubeも続けながら、インフルエンサー向けのスクール運営やブランド会社のアンバサダーなど、実業家として新たな一歩を踏み出しているようだ。 ◆取材・文/佐藤ちひろ(ライター)