「割った破片も気にせずウォッカを飲んだ」元スーパーモデル(60)、壮絶すぎる“アルコール依存症”との闘いを語る
お酒を飲むためにガラスの蓋を割ったことも
断酒会のなかでは、子どもを寝かしつけた後、家でお酒を飲み続けて何度も気を失ったと語ったエル。そして彼女が限界に達したのは、リハビリ施設に入所する前に家族と一緒に行ったイビザ島でのこと。最初の数週間は禁酒できていたものの、ある夜にアルキと友人たちが流行りのナイトクラブに出かけるといい、自分がそのなかに加われないことに非常に腹が立ったという。 そして子どもたちが寝静まった後、彼女はウォッカのボトルを開けてやろうと必死になり、結果ガラスの蓋を叩き割ることに。 「ガラスの破片が飛び散ってグラスに入っていたかもしれないのに、そんなこと気にせず、とにかく急いでウォッカを注ぎました。そして飲み干した。『この感覚がたまらない』と思ったのを覚えています。とてもとても恋しかったのです」 当時フリンは5歳半、サイはまだ生後6カ月で、エルは家族をイビザ島に残してロンドン行きの飛行機に乗り、その後アリゾナ州のリハビリ施設に入所した。 新著にはアルコール依存症との闘いだけでなく、乳がんの診断や乳がんの化学療法治療を断念した決断についても詳しくつづられている。『Los Angeles Times』によると、自分の経験を明かすことに対して、エルはこのように考えているという。 「人生で苦しんでいる人、依存症に疑問を抱いている人、それにどうアプローチすべきか悩んでいる人に、きっとこの本が役立つことを願っています。私たちの共通点の多さに、あなたも驚くはずです」
Harper's BAZAAR JP