「割った破片も気にせずウォッカを飲んだ」元スーパーモデル(60)、壮絶すぎる“アルコール依存症”との闘いを語る
オーストラリア・シドニーに生まれ、1980年代から大活躍したスーパーモデルのエル・マクファーソン(60)。先日、新しく出版した著書のなかで過去のアルコール依存症との闘いについてつづり、華やかに見える人生とは違って心の奥底では苦しんでいたと明かした。 【写真】ウソ...!あの人も!? 実は「アルコールを飲まない」のセレブたち
完璧に見える人生の裏での葛藤
『スポーツ・イラストレイテッド水着特集号』の表紙を5回飾り、俳優としても活躍したエル・マクファーソン。80年代から90年代にかけて、健康的な美しさとアスリートのような体つきで一躍有名になり、“The Body”という愛称で人気を誇った。 そんなエルは完璧な人生を送っているように見えたが、『Page Six』によると彼女は先日発売した新著『elle: Life, Lessons & Learning to Trust Yourself』のなかで、「私の人生は、誰の目にも素晴らしいものに見えた。表向きは素晴らしい仕事をしていたけれど、心の奥底ではとても苦しんでいた」とつづっている。 彼女は、当時のパートナーであったフランス人金融家アルパド・“アルキ”・ブッソンとの間に2人の息子を授かり、1998年に長男フリン、2003年に次男サイを出産。サイを出産した後にはシャンパンをプレゼントされたが、担当の自然療法士からは「ホルモンが乱れる」という理由から、産後すぐに飲まないように警告されたという。しかし彼女は、産まれたばかりのサイを腕に抱きながら、「頭の中は、氷のバケツに入ったシャンパンのことだけだった」と明かしている。 長男フリンは重い病気で入退院を繰り返しており、パートナーのアルキは頻繁な出張のため家を留守にすることが多く、不安を感じていたとのこと。 「夕方に息子をベッドに寝かせた後、ウォッカを飲んでリラックスしている自分に気づくのです」 またアルキは、エルがリハビリ施設に行くのを思いとどまらせ、「私が彼から離れることを望まなかったし、変化を恐れていたのだと思う」とつづった。それから彼女は、恋愛、母親業、仕事のバランスを取ろうと“恐ろしい負のスパイラル”に陥っていくことに。