ご飯大盛りが名物の飲食店にもコメ不足の影響 仕入れ値4割上昇も「ぎりぎりで頑張る」
糸島市で「夢つくし」や「コシヒカリ」を作っている古川さんです。お盆過ぎから新米の刈り取りが続いています。 農家 古川美憲さん「場所によってはですね。水が足らんで枯れたところがあったって聞きますけど、この地域は水はある程度豊富で。出来は平年プラス、ちょっとプラスぐらいか」 JA糸島によると、今年の新米の買い付け価格は60キロで1万8000円(去年は1万4500円)。流通の第1段階で2割以上、上がっていました。 農家 古川美憲さん「あまり上がって、今度はコメ離れっていう風にもそれも困りますけど、まあ実感としては今まで安かったんでたまにはいいかな。それをやっぱり消費者の方にも理解していただきたいな。『コメがなくなったらこういうことになりますよ』ということを感じていただければと思っています」 流通の現場で何が起きているのでしょうか? JA糸島 庄島正紀課長「コメ不足感がありまして、コメ屋さんが直接農家に買い付けに回ったりしていますので、その値段に近い価格でうちも買わせてもらっていますので、若干値段は上がっています」 店頭では5キロで約3000円と、去年から6割以上高く販売されているということです。コメの品薄は、今後解消されるのでしょうか? JA糸島 庄島正紀課長「数量は充分確保できると思います。糸島でも新米が販売しだしましたし、直売所でも新米が並んでいますので、もうコメ不足感は解消できるんじゃないかなと思っています」
RKB毎日放送