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2女児11日間置き去り 両親、乳幼児健診半数受けず 鹿児島市などへ虐待疑い通報なし

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南日本新聞

 3歳と1歳の女児を鹿児島市の自宅に11日間置き去りにしたとして保護責任者遺棄の疑いで逮捕された両親が、2児の乳幼児健診の半数を受けさせていなかったことが28日分かった。市保健所は「育児支援が必要」として電話などで声かけしていたが、虐待が疑われる家庭とはみていなかった。県中央児童相談所や市への住民からの通報などはなかった。  乳幼児健診は母子保健法で定められ、乳幼児期の異常を発見・対処するために市町村が実施する。時期や回数は自治体で異なる。鹿児島市では、生後3~4カ月、7~8カ月、1歳、1歳6カ月、3歳児健診の5回。2018年度の受診率はいずれも93.4~99.1%だった。  市保健所によると、健診はこれまでに、長女が4回のうち2回、次女が2回のうち1回受診していなかった。市保健所は未受診を把握した時点で、次の月齢での受診を促した。母親は素直に応じて受診したという。  西南学院大の安部計彦教授(児童福祉学)は「未受診の家庭に注意することは虐待発見や予防につながる」と指摘。ただ、健診は間隔が空くため「現行では今回のような家庭を発見するのは難しい。訪問機会を増やすなど、制度を見直す必要もある」と話している。

 鹿児島中央署に逮捕されたのは、同市新屋敷町、無職の父親(28)と派遣社員の母親(24)の2容疑者。逮捕容疑は、二人は共謀し、11日、長女と次女を集合住宅にある自宅に置き去りにした疑い。2人の命に別条はなく、中央児相が一時保護している。

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