それでは再審公判が行われる静岡地裁から中継です。 　 和田佳代子記者 「きょうの裁判は４０席の傍聴席に対して、５００人が並び倍率は１２倍と注目度の高さが伺えます。 　午前９時から静岡地裁前では支援者らが袴田さんの無実を訴えながら、街頭宣伝をしていました。 　中には、２０１４年に再審開始と袴田さんの釈放を決定した静岡地裁の村山元裁判官の姿もあり『５点の衣類をどういう風に評価しているのか注目したい、そして、審理に見合った判決を求めたい』と話していました。 　また、４０年以上支援を続けている山崎俊樹さんは、『やっとこの日を迎えられたと安堵の表情を浮かべながら無罪を勝ち取り、袴田さんの心の中から事件を取り除きたい』と話していました。 　３５年ぶりに死刑囚の再審無罪が言い渡されるのか、捜査機関のねつ造にどこまで踏み込むかが大きな注目点です。 　開廷２時間後に控えた静岡地裁からお伝えしました。」