【ジャパンC展望】イクイノックスVSリバティアイランド 注目の初対決
「ジャパンC・G1」(26日、東京) 注目の初対決が実現する。横綱は言うまでもなく国内外のG15連勝中と無双状態に入っているイクイノックスだ。1分55秒2のスーパーレコードで天皇賞・秋を連覇し、世界ナンバー1ホースの実力をとどろかせた。1週前は美浦Wで長めから追い、7F97秒7-37秒3-11秒4と、さすがの動きを披露。ここを勝てば賞金5億円に、指定外国競走優勝による200万ドル(約3億円)のボーナスが加わり、歴代最高賞金獲得馬となるだけに陣営も是が非でも獲りたいレースだろう。 【写真】順調に駒を進めるイクイノックス 余力十分で好時計 世界最強古馬に、無敵の3冠牝馬リバティアイランドが挑む。1週前は迫力十分に6F86秒8-39秒5-12秒0をマーク。片山助手は「ガス抜き程度で直線も無理させずでしたが、動きは良かった」と順調さを強調する。3歳牝馬のため斤量は54キロ。古馬とは初対戦になるが、4キロのアドバンテージがある分、楽しみの方が大きい。 2強決着に待ったをかけたいのが、ドウデュースを筆頭とする古馬勢。天皇賞・秋は自慢の末脚が影を潜めたものの、叩き2戦目で本領発揮といくか。タイトルホルダーも復活に虎視たんたん。復帰戦のオールカマー2着を経て、確実に気配は上向いている。 前年覇者ヴェラアズール、昨年の2冠牝馬スターズオンアース、悲願のG1制覇を狙うダノンベルーガ、ディープボンドなど超豪華メンバーが集結。なお、今年の外国馬はフランスからの刺客イレジン1頭のみ。女性騎手ヴェロンとのコンビで、18年ぶりの外国馬Vを狙う。