高校女子バレーの名将、菊間崇祠さんが4日死去 大林、三屋ら育てる 元フジテレビアナ菊間千乃さんの父【通夜情報を追加】
高校女子バレーボールの名将で、東京・八王子実践高を旧・春の高校バレー(全国高校選抜優勝大会)と高校総体で計10度の優勝に導いた菊間崇祠(きくま・たかし)さんが4日未明に死去したことが、7日までに分かった。90歳。通夜は11日午後6時から、葬儀・告別式は12日午前10時から、東京都世田谷区砧2の4の27の東京メモリードホールで執り行われる。喪主は妻、良子(よしこ)さん。 元フジテレビアナウンサーで弁護士の娘、菊間千乃さんのインスタグラムなどによると、菊間さんは約1カ月前に転倒して脚を骨折。手術を受けて経過は良好だったが、誤嚥性肺炎のために亡くなった。 1958年に同校で指導を始め、三屋裕子、大林素子、狩野舞子ら、多くの五輪代表選手を育て上げた。コートでは厳しい指導で知られたが、生徒たちと寮で一緒に生活するなど親身に面倒を見た。本紙評論家の大林さんは「寮に帰ると普通の〝お父さん〟という感じでしゃべりやすかった」と当時を振り返った。 2012年に監督を退任。過去にがんを7度患ったが克服してきた。今年3月には大林さんら1986年卒業生が音頭を取って100人以上のOGが集い、90歳の誕生日を祝った。菊間さんは喜んでいたという。