AI活用で所得税追徴が過去最多 1398億円、国税庁
国税庁は29日、2023事務年度(昨年7月~今年6月)の調査などで、所得税の追徴税額が1398億円だったと発表した。現在の集計方法になった09年度以降で最多。申告漏れ所得も9964億円で最多だった。国税庁は今回発表分から、調査などの対象選定に人工知能(AI)の本格活用を始めており「効率的に調査した結果」としている。 また、消費税の追徴税額は423億円で、09年度以降最多。 事業所得がある個人の1件当たりの申告漏れ所得金額は、経営コンサルタント(3871万円)が最多で、ホステス・ホスト(3654万円)、コンテンツ配信(2381万円)が初めてトップ3に入った。