“ハラスメント町長”2人辞職へ 池田町長「裸の王様だった」 東郷町長は会見でも“不適切発言”
辞職を表明した“ハラスメント町長”、もう一人は、パワハラ・セクハラ・マタハラ…あらゆるハラスメントが認定された、愛知県東郷町の井俣憲治町長です。 調査に対し、「ハラスメントを受けた」と回答した職員は、108人にものぼりました。 ◆パワハラ 「死ね」「お前ら、殺すぞ」
◆セクハラ 「いつ、巨乳になって帰ってくるの?」 ◆マタハラ 「育休を1年とったら、殺すぞ」 また、ある時は、命に関わる手術を控えた職員に対し… 愛知・東郷町 井俣憲治町長(57) 「お前、死んだら、香典いくらくらい?」 町長に就任していたこの6年、「ハラスメント」をしていたと認定され、24日に辞職届を提出していました。
――辞職願を提出した最大の要因はなんでしょう? 愛知・東郷町 井俣憲治町長(57) 「…この様態です」 …と、吐き捨てるように答え、会見へ。 愛知・東郷町 井俣憲治町長(57)(25日) 「思うところはある部分もありますけど、受け止めて、今後しっかり自分のなかで、そして組織として、落としていかなければいけないと考えている」 ――「育休を1年とったら殺すぞ」って、実際に言ったか? 愛知・東郷町 井俣憲治町長(57) 「記憶がありません」
ふに落ちていない様子。しかし、騒動以降、井俣町長は“ハラスメント研修”を受講してきた、といいます。 ――職員に対して「申し訳なかった」「言い過ぎたな」と一度でも思ったことはあったか? 愛知・東郷町 井俣憲治町長(57) 「えー、ございました。言い過ぎた、ということ。そして、うまく連携がとれていなかったということについて、おわびをした」
――うまく連携がとれていなかったとは、具体的にどういうこと? 愛知・東郷町 井俣憲治町長(57) 「具体的に言うと、誰のどの事案か分かってしまいますけども、お話しした方がいいですか? それ、ハラスメントですよ?」 さらに、“ハラスメントの認識の違い”について、持論を展開しました。 愛知・東郷町 井俣憲治町長(57) 「たとえばペット、(災害)避難所におけるペットの扱いでも、(ペットを)『家族』って考える人もいれば、『ペット』と考える人もいれば。不適切だったらご指摘ください、『犬畜生』だと思っている方と、範囲広いと思うんです」
犬畜生…。すると、議長が切り込みました。 東郷町議長 「わざわざ犬畜生という言葉を言わなくてもすむのに、そういった発言をするのは不適切です」 愛知・東郷町 井俣憲治町長(57) 「まぁ、議長において、不快に思われたということでありましたら、訂正させていただきます」 辞職会見でも、“不適切”な発言と指摘された井俣町長。議会の同意が得られれば、5月2日に辞職する見通しです。