大谷翔平の48号はアジア人最多の通算219号「1個でも多く積み上げていければ」韓国出身・秋信守超え
◆米大リーグ マーリンズ11ー9ドジャース(17日 米フロリダ州マイアミ=ローン・ディポー・パーク) 【写真】大谷48号をゲットした19歳の美女大学生 ドジャース・大谷翔平投手(30)が17日(日本時間18日)の敵地・マーリンズ戦に「1番・DH」で出場し、3回に5試合ぶりの48号2ランを放ち、通算219本塁打で秋信守(韓国)を抜いてアジア選手単独トップに立った。昨年3月にWBC準決勝、決勝を戦い世界一になったマイアミ・ローンデポパークに約1年半ぶりに凱旋して「48―48(本塁打、盗塁)」とし、史上初の「50―50」へ前進した。担当記者がその姿を「見た」。 大谷の48号は、アジアの野球史にも新たな1ページを加える一発となった。韓国出身の秋信守を超え、アジア選手最多の通算219号。新記録ということは知らなかった大谷だが、「それはいいことですし、1個でも多く積み上げていければ」と感慨深そうだった。 アジア人は米国や中南米系の選手に比べ、パワーで劣るとされてきた。野球人気の低下に危機感を持ち、日本全国の小学生にグラブを配るなど積極的に動いてきた大谷は、昨年3月にWBCで優勝すると「韓国も台湾も中国も、その他の国も、もっともっと野球を大好きになってもらえるように。その一歩として優勝できたことが良かった」と本心を語った。球界の未来のために、アジアが一体となって野球を盛り上げる必要性を感じているからだ。 韓国とのライバル関係は、幼少期から画面を通じて感じてきた。「(韓国は)どの世代でも世界で戦えるトップ選手が出てくる国。本当に素晴らしい野球をしている」とリスペクトを示したこともある。メジャーの歴史を次々と塗り替えている大谷は、アジアの選手としての誇りも胸に戦っている。(安藤 宏太)
報知新聞社