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アニメの力(7月31日)

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福島民報

 アニメ「人力戦艦!?汐風澤風[しおさわ]」をご覧になっただろうか。いわき市の小名浜港で巨大ロボットが波しぶきを上げて激しく戦う。迫力の場面にはアクアマリンふくしまや小名浜マリンブリッジが登場する。復興する港町とそこで暮らす人々を描く。  福島ガイナ社長の浅尾芳宣さんが手掛けた。街角で見た小学生の自由研究がヒントだった。戦後、駆逐艦「汐風」と「沢風」が沈められ港の礎になったと書かれていた。守り神としてロボットに変身する姉弟の物語が生まれる。シリーズ化され、先日の上映会で次回作の構想も浮上した。  いまやアニメは大きな恩恵をもたらす。茨城県の大洗町は、女子高生が戦車で戦う作品の聖地として多くのファンが足を運ぶ。野村総合研究所によると、町内で物販や宿泊などで年間七億円が動くと分析する。活性化の起爆剤としては十分過ぎる数字だ。  日本が世界に誇る文化として定着した。舞台となった場所を訪れる「聖地巡礼」では、外国人の姿も目立つ。ここ数年、「フライングベイビーズ」「薄暮」などいわきを題材にした話題作も誕生した。制作に関わる若者が育ちつつある。アニメは、地域を元気にする救世主になる。

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