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大阪の医療崩壊を巡り「大村」「吉村」知事が舌戦 大村知事が“難クセ”と言われる根拠

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デイリー新潮

最初にケンカを売ったのは大村知事

 愛知県の大村秀章知事(60)と大阪府の吉村洋文知事(44)の間で、突然、激しい論争が始まった。新聞各紙やネットニュースの報道に、驚いた向きも多かったに違いない。 【写真】「吉村洋文大阪府知事」怒りのツイッター  ***

 大村知事は東京大学の法学部、吉村知事は九州大学の法学部を卒業している。“旧帝大”という冠で知られる名門大学で学んだ、正真正銘のインテリだろう。失言癖や虚言癖、無知による妄言などとは、これまで無縁だった。  そんな2人が激しく対立したのだから、余計にインパクトが強かった。ただし、今回の議論を深く理解している人は少ないのではないか。 “医療崩壊”を巡る舌戦だったのは間違いない。最初に“ケンカ”を売ったのは大村知事だった。  だが、その内容となると、専門的な部分も多々ある。そこで、この記事ではまず、2人の応酬を分かりやすく解説することから始めてみよう。  そもそも大村知事は、今回の論争の前から、「東京と大阪では医療提供体制が極度に逼迫している」との発言を繰り返してきた。  愛知県の公式サイトに、5月11日に開かれた記者会見の内容が掲載されている。 《もう何度も私申し上げてますけど、病院に入れないということと、それから救急を断るという、この二つはやっぱり医療崩壊ですよ。それが東京と大阪で起きているわけですから、それはですね、よその国の話ではないんですね。  ですから、私はそれはですね、絶対に起こしちゃいかんと。起こしたらやっぱり負けだと思いますよ、僕は。行政としては負けですよ、それは。何をうまいこと言い繕ってもね、結果ですから。ですから、それはやはり、その時点は相当厳しい対応を取らざるを得ないと思います》  この日、大村知事は同じ内容をツイッターにも投稿した。こちらも引用させていただこう。 《そもそも、愛知は、感染者数が一気に増加して医療提供体制が極度に逼迫している東京・大阪とは、全く状況が異なります。愛知は、一貫して、県民の命を守るための医療提供体制は十二分に確保することができております》 「東京と大阪では医療崩壊が起きている」と主張する一方で、会見では「いざとなったら愛知県でも感染防止のために厳しい措置を実施しますよ」と注意を呼びかけた。  そしてツイッターでは「愛知県は東京都や大阪府と違って大丈夫ですよ」と県民を安心させようとしたことも分かる。  大村知事は5月15日、県の対策会議でも同じ内容の発言を繰り返した。朝日新聞が翌16日に掲載した記事「緊急事態宣言解除、39県知事のコメント」からご紹介する。(註:全角数字を半角数字に改めるなど、デイリー新潮の表記法に合わせた、以下同) 《今後を考えると、検査態勢をしっかりさせることが肝要だ。東京、大阪と違って医療崩壊を起こさずに持ちこたえることができた。引き続き今月いっぱいは自粛モードでやっていきたい》

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