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ЯeaL、約3年ぶりのアルバムは意思の集大成 成長した3人の思考に迫る

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 スリーピースガールズバンドのЯeaL(リアル)が9月16日に、2ndアルバム『ライトアップアンビバレンツ』をリリースした。アルバムとしては10代最後の作品となった前作『19.(ナインティーン ピリオド)』から約3年ぶり。バンドサウンド全開の「Dead or Alive」や「強がりLOSER」、このアルバムの世界観をより濃いものにしているという「36.8」や「サイレンサー」など、ボーナストラックのカバー曲含め全16曲を収録した。インタビューでは『ライトアップアンビバレンツ』に込めた想いを聞くとともに、20歳を越え大人に成長した3人の変化に迫った。【取材=村上順一】

日常に寄り添えるような活動ができるように

――約3年ぶりにアルバムがリリースされましたが、今の心境は? Fumiha もう「やったー!」という感じです。やっとアルバムを出せると思いました。 Ryoko 当初は5月にリリースする予定でした。コロナ禍で延期になってしまい、もしかしたらリリース自体がなくなってしまうんじゃないか、という危機感もあったので。なので「やったー!」というのがすごくハマります。 ――不安もありながらのリリースだったんですね。ステイホーム中はどんなことを考えていましたか。 Aika みんなそれぞれ配信とかやっていたんですけど、私はすごいドラマーが集まったトークセッション『Zildjian Japanese Artist Roundtable』に参加させていただいたり、リモートでレコーディングして、新曲を作ったりもしていました。このコロナ期間中だからこそできたこともありました。 ――その中で学んだことはありましたか。 Aika トークセッションだったので、もっと喋れるようになろうと思いました。 ――トーク力のアップが課題なんですね。Fumihaさんはどんなことをやられていたんですか。 Fumiha ベースの練習をしつつなんですけど、私もトーク力とコミュニケーション能力を高めたいなと思っていました。なので、感情の出し方の練習をおうちでしていました。私、人と対面した時に感情が全然出ないんです…。 ――最初の「やったー!」は練習の成果なんですね(笑)。 Fumiha 頑張っている最中なので、これからに期待してください(笑)。 ――Ryokoさんはリモートで送ってもらった音をミックスしたりと忙しかったみたいですね。 Ryoko ソロプロジェクトの動画を作ったりとか、いろいろ作業はしていました。この先、どうなっていくのかという不安もありましたし、その中でЯeaLの指針を考えていました。例えば、ライブだったらこういう曲があったらいいんじゃないか、とか。曲を書けないということはなかったんですけど、何を伝えたらいいのか、バンドのモチベーションをどこに持っていけばいいのか、分からなくなってしまって…。 ――動いていないと分からなくなることもありますよね。 Ryoko でもコロナ禍で新しくバンドも変化していくし、この日常も受け入れていこうと思いました。私は生きる=バンドなんですけど、これまではバンドをやるために生きる、という感じでしたが、それも変化していけたらいいなと思っています。今まではバンドをやらなければいけない、という使命感があったんです。 ――と言いますと? Ryoko バンドができていることが当たり前ではなかった、と気付かされました。またこういうことが起きて、バンド活動ができなくなる状況が来た時に、自分たちのライフスタイルの中に音楽というものがあって、それを表現していけるようにすれば、活動の幅ももっと広がるんじゃないかなと思いました。だから、いま配信をやってみたりしているのもその一つなんです。これまで私たちはあまり生活感は出してはこなかったんですけど、みんなの日常に寄り添えるような活動ができるようにシフトしていけたらと思っています。 ――気づきもあって変化の途中なんですね。さて、前回のインタビューの時に歳を取ることが怖いとRyokoさんが仰っていたのですが、今はどうですか。 Ryoko 以前は本当に怖かったです。10代でなければいけないということに不安があって。歳を重ねて考え方が変わるのも怖いですし、早く武道館に立たなければ、売れなければと生き急いでいて。でも、今は変わっていくことが楽しいと思えています。『ライトアップアンビバレンツ』が完成して良い歳の取り方をしている、人間として成長できているなって。30代の自分もすごく楽しみなので、もう怖くはないんです。 ――Ryokoさんは精神年齢が10代の時から高かったとお聞きしているんですが、ここに来てその差が縮まってきた感じも? Fumiha 全然縮まってないです(笑)。若干落ち着いたけれども年上という感覚が、まだまだ強いです。 Ryoko 普段の私とЯeaLの時の私では違うんです。音楽活動をしている時の私は達観しているところがあって、そこは全然変わってないと思います。2人はそのときの私のことを言っていると思うんです。 ――Fumihaさんは年齢を重ねることに思うことはありますか。 Fumiha 私はずっと若いままでいたいです。でも、歳を取るごとにベースは上手くなっていくと思うし、新しいものに変わっていくのでそれは楽しいんですけど、自分自身は若いままでいたいんです(笑)。 ――身体は若い時の方が元気もあっていいですよね。だんだんどこかしらガタがきますから…。ドラムは体力勝負なところもあると思うので、Aikaさんも歳は取りたくないと思ってますか。 Aika いま、私23歳なんですけど筋肉痛の治りがすでに遅いんです…。「Dead or Alive」のMV撮影でドラムを叩いたんですけど、いつもだったら次の日には筋肉痛になっても治ってるんです。でも、今回1週間ぐらいずっと痛くて…。いつもと違う何かを感じていました。なので、若いに越したことはないかもしれないです。

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