「あなたはお姫さまになるだけ」…大人女子に売れているスケジュール帳『お姫さま手帳』の中身
「まずは自分に向けて『頑張ったね、よくやったね』などの言葉とともに花丸を描いたりするところから始めていきました。 その頃はすでに結婚していたのですが、夫が自分に向けて執事さんのように優しい言葉をかけてくれるのを、ノートの中でやってみようと思って始めてみたところ、どんどん満たされて、優しい気持ちになっていったんです。自分を認めることができるようになると、さらにどんどん、いろんなことに挑戦したくなっていきました」 ノートというプライベートな世界で姫になり、執事に支えてもらう。それを続けるうちに、こはらさんは勤めていたエステティックサロンで指名&売上No.1になる。やがて独立し、現在は「自分を癒やしながら、かわいく、楽しく、仕事も恋も夢も叶える場所」をモットーに、合同会社で代表取締役を務めている。夢が実現したのだ。 ちなみに元祖執事のご主人も、今は勤めていた会社を退職し、姫と共に会社を運営している。「ふたりで一緒に自由に働きたい」というのも、ノートに書いた夢のひとつだった。 ◆11月のテーマは「 圧倒的にかわいく優しく、品よく生きるプリンセス界の芸能人」 そんなこはらさんが5年前から手がけている「お姫さま手帳」というスケジュール帳がある。毎年即日完売で、手に入らないと話題のこの手帳、今年も発売3週間で異例の重版が決定した。 この手帳では、姫が絶対的味方の執事を雇い、その執事に見守られながら1ヵ月ごとの目標を立てて実行していく。1日にあった「ハッピー」と「アンハッピー」を書き込み、アンハッピーについては執事からの質問に答えたり、励ましの言葉をかけてもらってしっかりとフォローアップ。1年を通して自己肯定感が高まっていくように作られている。 「専門用語は一切使っていませんが、実は心理学、脳科学、コーチングの要素など、これまで学んできたものを全部活用しております」 ちなみにこはらさんの執事は……。 「長身、黒髪、爽やか。玉木宏さんに似ております♡」 そして取材が行われた11月、こはらさんの1ヵ月の姫設定は「圧倒的にかわいく優しく、品よく生きるプリンセス界の芸能人」。 「『かわいく』とは自分の『好き』を自由に表現すること。『優しく』とは自分の心の声を大切に、行動にうつしてあげること。『品よく』は自分のご機嫌を守り、優雅に生きることとしています。 それらを自分が誰よりも体現していこうという気持ちを込めたのと、あとは手帳の販売シーズンですので、自分がプリンセス界の芸能人だという意識を持つことで、より多くの人に知っていただけたらなと(笑)」