「あなたはお姫さまになるだけ」…大人女子に売れているスケジュール帳『お姫さま手帳』の中身
なりたい自分をノートに書くことで次々と夢が叶う!?
《楽しみながら会社員時代の30倍のお金を稼ぎ出し、おとぎ話に出てくるような式場で結婚式を挙げ、お城みたいなマイホームを建てたい》。 「年商3400億円」セレブ夫と大胆ノースリーブで…加藤綾子「夫婦2ショットで買い物」ラブラブ写真 そんな夢をノートに書き綴り、すべて実現させてきたひとりの女性がいる。 こはらみきさん。職業は「ノートセラピスト」。そんな夢みたいな話が実際にあるのだろうか。いや、あったからこそ不思議で仕方がない。早速ご本人に話を聞いてきた。 ◆「ノートセラピスト」とは? そもそも「ノートセラピスト」とは、一体どんな職業なのだろうか。 「ノートに書くことで自分を上げる。エステやマッサージに行かなくても、書くことで自分自身の心をほぐし、癒やし温めてあげることができるので、その方法をお伝えする仕事としてノートセラピストと名付けました」(こはらみきさん/以下同) 確かにパソコンで文字を打つよりも手を動かして文字を書いたほうが、脳はよく働くといわれている。リラックス効果やストレス軽減にも役に立つらしい。 「私のセミナーの生徒さんの感想としましても、パソコンで打った文字はきれいにまとまり過ぎて、書いたときの臨場感などがわかりにくいと……。 ノートですと、イライラしていると文字が汚かったり、逆にハッピーなときは少し丸い文字になっていたり、色もピンクを使っていたりして、読み返したときに当時の自分を知ることができます。私自身、何千人もの生徒さんを見てきて、手書きのほうが効果があるなと実感しています」 ノートにはうれしかったこと、つらかったことなど自分の正直な感情を書き、必ず読み返す。そして振り返ったときに「こんなにイライラしてるのに、一生懸命向き合っていたな。頑張っていたな」と、自分を丸ごと受け入れてあげる。それがノートセラピーの大切なポイントのようだ。 ◆わたしは「姫」。…しかも姫を支える優しい「イケメンの執事」付き 子どもの頃からノートに自分の思いを書くのが好きだったというこはらさん。書いたノートは500冊にも及ぶ。 「おじいちゃんがいつも、夜になると黒皮のノートに何か書いていたのを見ていて、真似っこして書き始めたのが5歳のときです。以来20年以上続けましたが、次第に『ノートを書いていても現実は変わらない。もっと私らしく生きたいな』と思うようになりました」 東日本大震災をきっかけに、自分の命と向き合い、もっと自分らしく生きたいと願って勤めていた幼稚園を退職。転職してエステティシャンになるが、環境や服装を変えてみても、人生が変わったという気持ちにはなれなかった。 「どうしたらいいんだろうと考えながら、過去のノートを見返していきました。するとノートの中に、自分に厳しい言葉が多いことに気づいたんです。『なぜできないの?』とか『これもダメだね』とか。 もちろんつらい気持ちを吐き出すことで楽になったり、ストレスが緩和されることはあったと思います。でもまだまだ厳しいというのを、自分を客観視してみて改めて知りました」 そこで編み出したのが、ノートセラピーの要となる「執事導入法」だ。こはらさんのメソッドはタイトルにもあるように「あなたはお姫さまになるだけ」。姫のそばには常に寄り添い、姫のすべてを認め、励まし、元気づけてくれる執事が存在するのだが、その執事誕生のいきさつはこうだ。