娘の結婚相手の愛車は「軽自動車」らしいです。最近は年収に関係なく軽自動車に乗る人が増えているのでしょうか?
軽自動車の毎月の維持費はどのくらい?
軽自動車の維持費として毎月かかるものには、ガソリン代や駐車場代などが挙げられます。 経済産業省資源エネルギー庁より、レギュラーガソリンの全国平均価格である175円(2024年11月18日時点)を使用し、燃費15キロメートル/リットルの軽自動車で1ヶ月に400キロメートル走行したとして計算すると、月のガソリン代は約4667円です。 比較する普通自動車の車種にもよりますが、基本的には軽自動車の方が燃費が良いといわれています。駐車場代はかかる場合とかからない場合がありますが、仮に月2万円とします。合計すると、毎月の維持費は2万5000円程度になるでしょう。 年単位だとこれに保険料や軽自動車税・メンテナンス費用・車検代などがかかってきますが、ほとんどの項目において普通自動車より軽自動車の方が安く済む場合が多いようです。 軽自動車だと維持費がおさえられる分、ほかの生活費などに余裕を持たせられる可能性があるため、結婚後の生活設計を考えているという捉え方もできるでしょう。
年収が高くても軽自動車に乗る人はいる
軽自動車は普通自動車に比べて維持費が安く済む場合が多いため、経済的な理由から選ぶ人もいるでしょう。しかし、年収が高くても運転のしやすさや使い勝手のよさからあえて軽自動車に乗る人もいるようです。実際に、年収600万~800万円未満でも20%近い人が軽自動車を選んでいる調査結果も出ています。 そのため、今回の事例のように「娘の結婚相手の愛車が軽自動車」ということがあっても、経済的な理由だけで選んだわけではない可能性もあると考えられます。維持費が安く済む分、ほかのことにお金を使えることになるので、結婚後の生活設計をしっかり考えているといえるかもしれません。 出典 一般社団法人日本自動車工業会 2023年度軽自動車の使用実態調査報告書 I.軽自動車の使用と購買実態 1.軽乗用系(2)ユーザー属性(23ページ)、(4)軽自動車を選択する理由(27ページ)、(5)使用状況(29ページ) 経済産業省資源エネルギー庁 石油製品価格調査 1.給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油) 11月20日(水)結果詳細版 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部