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「8・6水害」から27年 児童、当時の映像で防災学ぶ 鹿児島・山田下町内会

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南日本新聞

 鹿児島市を中心に襲った集中豪雨で死者・行方不明者49人を出した1993年の「8・6水害」は6日で発生から27年を迎えた。同市山田町の山田下町内会は、小学生を対象に防災教室を公民館で開催。子どもたちは氾濫する川や、車から救助される住民など当時の映像を見ながら災害の危険や備えを学んだ。  「8・6水害」では、市内を流れる甲突川、稲荷川、新川が氾濫。家屋の流出や崖崩れが多発し、県内の住宅被害は全壊・半壊合わせ491棟に及んだ。  山田下町内会は、近くを永田川が流れ、山あいに位置する。熊本県を中心に甚大な被害をもたらした7月の九州豪雨や「8・6水害」と同程度の雨が降れば、洪水、土砂災害が予想され、防災意識を高めようと初めて開いた。  子どもたちは、日本赤十字社県支部の職員から水害時の避難方法や心臓マッサージを教わった。スライドに町内の地図を投影し、浸水想定区域と土砂災害警戒区域を重ね合わすことで、自宅が災害に遭う恐れがないか確認した。

 中山小学校6年のサナブリア世莉香さんは「(8・6水害で)身長とほぼ同じの1.5メートルの浸水があったことに驚いた。自宅は永田川のすぐそばなので非常食を準備しなければと思った」と話した。  当時、鹿児島市街地で水害に遭い、いちき串木野市に帰宅できなくなったという母親の智子さん(46)は「怖さは今でも忘れられない。風化しないよう子どもたちに伝えていきたい」と語った。

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