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マニア垂涎のスーパーカー、「ダラーラ・ストラダーレ」とはどんなクルマか?

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LEON.JP

あのランボルギーニ・ミウラを作ったイタリアの天才エンジニア、ジャンパオロ・ダラーラ氏が率いるダラーラ社から発表された「ダラーラ・ストラダーレ」。ジャンパオロ氏が、ミウラでやり残したことを反映させたという注目のスーパーカーとはどんなクルマなのでしょう。 ランボルギーニがフェラーリに肉薄できた理由

ジャンパオロ・ダラーラが最後に作りたかったクルマとは?

「最後に一つ,私から付け加えさせてもらってもいいですか?」、それまで至極シリアスに世界のモータースポーツについて語っていたジャンパオロ・ダラーラが急にはにかんだような表情を見せ、こう続けた。 「私は理想のロードカーを作りたいと長年夢見てきました。たった1台しか売れなくてもいいと、10年以上も前からプランを温め続けていたのです。しかし目の前には多くのプロジェクトがあり、なかなか手を付けることなしに日時が過ぎ去っていきました。そこで、自分に言い聞かせたんです。80歳の誕生日までに作れなければ、もう終わりにしよう、と。それがやっと出来上がりそうなんです。そのクルマは私たちがレースから得た経験を活かした、ちょっと変わったクルマです。なんとドアもないし……」 ジャンパオロ御大はうれしそうに語ってくれたのだ。この彼が語った“ちょっと変わったクルマ”こそが、ダラーラ・ストラダーレであった。

ミウラでやり残したことをダラーラ・ストラダーレに反映させた

ジャンパオロ・ダラーラ。パルマ近郊に生まれ幼少期よりモータースポーツに熱中し、フェラーリ、マセラティ、ランボルギーニ、デ・トマソといったモデナ地区の主要メーカーにおいて大きな実績を残した天才エンジニアだ。 1972年ダラーラ・アウトモビリを設立し、レースカーコンストラクターとして、自動車開発エンジニアリングとして世界にその名を轟かせている。インディカーやフォーミュラEは全てダラーラ製であるし、フェラーリやランボルギーニの市販モデルは皆、ダラーラの開発コンサルタントを受けている。 ダラーラ・ストラダーレが発表される少し前であったか、筆者がジャンパオロへのダラーラ社に関するインタビューを終え、席を立とうかという時に出てきたのが冒頭のセリフだった。ダラーラ社は彼の生まれ故郷であるヴァラーノ・デ・メレガーリに位置するごく小さなファクトリーだ。 前述したようにモータースポーツ、はたまた市販スポーツカーの開発において無くてはならない会社でもあった。早くから風洞実験室やドライビング・シミュレーターなどを含む設備投資も積極的に行われたし、そこには多くのノウハウの蓄積があった。だから、これほど安心して開発を任すことのできる会社はなかった。そして、レースもルーティンに途切れること無く毎年開催される……。彼らは本当に忙しかったのだ。

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