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東京都写真美術館が3ヶ月ぶりに再開。「森山大道の東京 ongoing」展も開幕

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美術手帖

 新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、2月29日から臨時休館していた東京都写真美術館。同館が今日、およそ3ヶ月ぶりに再開した。  事前予約の必要はないが、入館時には全員を対象に非接触式の検温を実施。37.5度以上の発熱が確認された場合や、マスクを着用していない場合は入館することができない。  施設入口は1階メインエントランスと西口に限定し、2階南口は閉鎖。エレベーターの定員は4名に制限され、できるだけ階段を利用するよう呼びかけている。また、ミュージアムショップ「ナディッフ・バイテン」は十分な対策のうえで営業。ホールとカフェは現時点では閉鎖され、再開については後日アナウンスされる。  展示室内には、作品の前の床に1.5~2メートル間隔でドットが打たれ、ソーシャルディスタンスの基準を示す。各展示室では1時間あたり70人の入場制限を行い、鑑賞時間は2時間を目安とするよう要請している。  また4階の図書館は研究目的などで需要が高く、2時間ごとの入れ替え制(1枠8名)の予約制で再開。館内ではすべての資料を一時的に書庫に入れ、椅子を減らすなどの対策が取られていた。また、資料には貴重書も多くアルコール消毒などができないため、一度貸し出された書籍は、次の貸出まで3日間保管しておくという。  同館では再開にあわせ、「森山大道の東京 ongoing」展が当初の予定通り開幕(9月22日まで)。本展は、森山の代名詞ともいえる「記録」「K」シリーズのモノクロ写真と、「東京ブギウギ」「Pretty Woman」の鮮烈なカラー写真を対比して展覧するもの。代表作《三沢の犬》(1971)から、いまの東京をとらえた最近作まで、森山の「ongoing」な東京を見ることができる。  「写真とファッション 90年代以降の関係性を探る」は、会期を延長して7月19日まで開催。本展は展示が完了したまま休館となり、オープンを待つのみとなっていた。長年にわたり『花椿』の編集者を務めた林央子が監修する本展には、アンダース・エドストローム、髙橋恭司、エレン・フライス×前田征紀、PUGMENT、ホンマタカシが参加。時代のターニングポイントとなった稀少なファッション誌も展示されている。  なお「日本初期写真史 関東編幕末明治を撮る」は12月1日~2021年1月24日、「白川義員写真展 永遠の日本/天地創造」は2021年2月27日~5月9日への延期が決定。「リバーシブルな未来 日本・オーストラリアの現代写真」「第45回 2020 JPS展」「世界報道写真展 2020」は中止となっている。

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