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勝てるレースだった……レッドブル・ホンダのアルボン、ハミルトンとの“2度目”の接触で涙を呑む

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motorsport.com 日本版

 F1開幕戦オーストリアGPのレース終盤にワンツー体制を築くメルセデス勢に肉薄しながらも、ルイス・ハミルトン(メルセデス)との接触によって上位争いから脱落したアレクサンダー・アルボン(レッドブル)。彼は自身初優勝の可能性が十分にあると感じていたようだ。 【動画】2020年F1開幕戦オーストリアGP決勝ハイライト  マックス・フェルスタッペン(レッドブル)を始め、多くのマシンがトラブルに見舞われる波乱のレースとなった今回のオーストリアGP。アルボンはメルセデスの2台に次ぐ3番手を走行していたが、残り20周でセーフティカーが出動した際、タイヤを交換する作戦に出た。  ソフトタイヤに交換したアルボンは、20周以上走ったタイヤのままステイアウトすることを選択したバルテリ・ボッタス(メルセデス)、ハミルトン、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)の後ろ、4番手でコースに戻った。そしてフレッシュなタイヤですぐさまペレスを攻略すると、残り11周で2番手を走るハミルトンのマシンにぐんぐんと接近。ターン4でハミルトンにアウトから並びかけた。  これで順位は入れ替わったかに思われたが、ハミルトンの左フロントタイヤとアルボンの右リヤタイヤが接触。アルボンはスピンしてしまい、最後尾まで転落してしまった。  結果的にハミルトンにはこの接触の責任を問われて5秒のタイムペナルティが課され、2番手でチェッカーを受けたものの4位に終わった。なお、アルボンはレース最終盤にトラブルが発生してマシンを降りた。  アルボンとハミルトンの接触と言えば、昨年のブラジルGPが思い起こされる。レース終盤でアルボンは2番手を走行していたが、ハミルトンと接触してスピン。初表彰台のチャンスを失っている。この際にもペナルティを受けたのはハミルトンの方だった。  レース後、アルボンは次のように語った。 「今はまだ終わったばかりだから、発言には気を付けないとね」 「このレースは本当に勝てると思っていた。もちろん、今日のメルセデスのペースは圧倒的だったけど、チームのみんなが戦略面で素晴らしい仕事をしてくれたんだ」 「ピットストップをした時は、何が起こっていて、僕たちがどこにいるのか分からなかった。でも全てがうまく行き始めた瞬間に、僕たちが非常に優位だと思った」 「彼らがハードタイヤを履いているのは分かっていたので、(スティントの)最初の5周はオーバーテイクをする時だと思っていた。僕は自信があったし、レース終盤のフィーリングは非常に良かったんだ」  アルボンは今回の接触がどちらかと言えばレーシングアクシデントだと考えているが、昨年のブラジルでの一件と比べれば、どちらに責任があるかは明白だと語った。 「今回の方が痛い接触だったとは言わないけど、ブラジルの方がまだ(責任が)五分五分だったように思う」 「今回、僕は既に動いていて、もう(首位を走る)ボッタスの方に向かっていた。接触が起きたのはかなり遅いタイミングだった」 「アウト側からオーバーテイクするのは常にリスクがあるけど、僕はできる限りのスペースを与えていた」 「僕はギリギリのところにいながらもスペースを与えていた訳だから、クラッシュするかどうかは彼次第だと思っていた」  この後ハミルトンと話をする予定はあるかどうか尋ねられたアルボンは、「落ち着いてからまた戻ってくるよ」と返答した。  一方のハミルトンはグリッド降格ペナルティに始まり、最終的にタイムペナルティで決勝順位も降格となるなど、散々なレースとなった。彼はこの週末を次のように振り返った。 「僕にとって素晴らしい週末にはならなかった」とハミルトンは語った。 「昨日のこと(予選での黄旗無視)は完全に僕のせいだと思う。今日レースの準備をしている時に突然ペナルティを受けたのは少し妙だったけど、それは仕方ないことだし、動揺することはなかった」 「むしろ僕がここで出来る限り速く走るための励みになった。実際バルテリについていけてペースは良かったと思う」 「アレックスとのことは、非常に不運なシナリオだった。再びこうなってしまうなんて信じられないが、これはレーシングインシデントだと感じた」 「でもどちらにせよ、僕はペナルティを受け入れるし、次頑張るだけだ」

Luke Smith

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