【難読】「膃肭臍」読める?水族館で見かける動物のこと!
水族館や動物園で見かける、かわいい生き物たち。超おなじみの生き物でも、名前が漢字表記だと「えっ、読めない」と思うことがありますよね。 えっそう読むの!?「只管」の読み方がまさかすぎる 水族館なら「海豹」や「隈魚」、動物園なら「子守熊」や「嘴広鸛」など。 そんな、読めそうで読めない生き物の名前シリーズ。 本日のお題はこちらです♪
「膃肭臍」
なんだか画数が多くて難しい漢字が並んでいますが、じつはこちらも、私たちがよく知っている超おなじみの生き物の名前なんですよ。 いくつかヒントを見てみましょう♪ ◆ヒント1 海の生き物です この生き物は、海の近くにすむ生き物です。私たちが出会えるとしたら、水族館が多いでしょう。 ◆ヒント2 体が大きいです 体長は、オスが約2メートル、メスが約1メートルと、結構大きな生き物です。 ◆ヒント3 カタカナで書くと5文字です 「膃肭臍」をカタカナで書くと、「●ッ●●●」の5文字になります。 小さい「ッ」が入る5文字の生き物。いろいろ想像してみてください。…なんとなく分かりましたか? では正解を見てみましょう、こちらです♪
「膃肭臍」の読み方、正解は「オットセイ」でした! 当て字と思われがちな「膃肭臍」の表記ですが、じつは辞書にも記載のある正式な漢字表記です。もともとはアイヌ語の「オンネップ」を中国で「膃肭」と表記したことに加え、オットセイの臍(ヘソ)を薬用として用いたことから、「膃肭臍」という漢字表記になったとのこと(小学館『デジタル大辞泉』より)。 ちなみにオットセイはアシカ科の哺乳類で、北太平洋の小さな島に一夫多妻の群れをつくって暮らしています。 (豊島オリカ)