引っ越しでご近所に“挨拶品”を渡す? 人気の品1位は「お菓子」 総予算の平均金額は
「同じブロックの家すべて」に渡したという回答も
次は渡した挨拶品の中身などについて見てみましょう。「挨拶品を渡した」と回答した人にかかった合計金額を尋ねる設問でも、「集合住宅」では平均金額「3234円」、「戸建て」では平均金額「5901円」と、やはり住宅タイプで差がついています。そこで気になるのは、「実際に渡した範囲と数」でしょう。 【挨拶品はどこまで・いくつ渡した?:戸建て】 平均個数:6.6個 両隣の家:35% 向かいの家:26% 後ろの家:19% 斜め向かいの家(左右):18% 町内すべての家:2% 【挨拶品はどこまで・いくつ渡した?:集合住宅】 平均個数:4.1個 両隣の家:39% 真下の階の家:27% 真上の階の家:19% 同じ階すべての家:8% 同じ建物内すべての家:8% 調査の詳細によると、戸建てでは「自治会・町内会関係」や「同じブロックの家すべて」、集合住宅では「大家さん・管理人など」や「町内会の関係者すべて」など、かなり広範囲で渡したという回答もあったそうです。この辺りも、地域差や今後その家で暮らす長さなどによって変化すると考えられますね。 実際に渡した品物では、1位「お菓子」(1240票)、2位「洗剤」(485票)、3位「タオル」(364票)がトップ3。昔は「引っ越しそば」としてそばを配る習慣もありましたが、今回の調査では10位(9票)にとどまりました。 また、同社の前回調査(2014年)と比較して一部の順位などは変動。トップ3は同じでしたが票差が大きく開いた他、「食用ラップ」が前回7位から4位に、「ティッシュ」が9位から6位に、「ゴミ袋」が5位から7位に変わっています。 掃除や荷物の整理など、新生活を整えるため何かと忙しい引っ越し。「挨拶しなきゃ……でも時間が……」などと迷っているうちに、挨拶するタイミングを逃してしまうこともあるでしょう。長く暮らしたい、何かあった時に助け合える関係を築きたいと考えている人は、引っ越しの一部として最初から予定に組み込んでおくことが必要かもしれませんね。
Hint-Pot編集部