<King Gnu常田大希>「海に眠るダイヤモンド」主題歌「ねっこ」 直前で変更されたタイトルに込めた思い
神木隆之介さん主演のTBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(日曜午後9時)を彩る主題歌は、ロックバンド「King Gnu(キングヌー)」が今作のために書き下ろした「ねっこ」。メンバーの常田大希さんに楽曲制作の裏話やドラマとの関わり、主題歌が生まれるまでの思いを聞いた。 【写真特集】8日に第7話を放送 どうなる?“進平”斎藤工 その運命は
ドラマは、明治の初めから戦後の高度成長期にかけ、石炭採掘で発展した長崎県の端島(軍艦島)と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、家族の物語。脚本・野木亜紀子さん、監督・塚原あゆ子さん、プロデューサー・新井順子さんのドラマ「アンナチュラル」「MIU404」(同系)、映画「ラストマイル」チームが手がけている。
◇お気に入りポイントは「最後の最後で転調しているところ」
--本作の脚本を初めて読んだときの感想や印象を教えてください。
時を超えたミステリーと、当時の端島の熱いエネルギーや人間模様が詰め込まれた、見どころ満載の作品だと感じました。
--楽曲制作にあたり、新井順子プロデューサーとはどのような話をされましたか?
ドラマへの思いと、登場人物の心情や最終話に至るまでのポイントを熱く伝えてくださいました。
--タイトル「ねっこ」に込めた思いや、特にこだわったポイントは?
ドラマの主な舞台である戦後1950年代から脈々と今に受け継がれてきたもの、そして失ってしまったものに思いをはせつつ、現代を生きるためのほんのささやかな希望になる歌になってくれたらという思いを込めました。最後の最後で転調しているところがお気に入りポイントです。
--タイトルが直前に変更になったと伺いましたが、その理由は?
歌詞にも出てくる「花」や、70年にわたる壮大な物語の時の流れをイメージして「刻」などの案も考えていたのですが、ドラマでも描かれているように、人には語らない過去や経験の上で今を強く生きていくということと、表には見えないが一番大事な部分である「ねっこ」を重ねてタイトルに決めました。