Chage絶賛! カラオケ番組で話題の美声アーティストがメジャーデビュー
バンド解散後に上京して路上ライブの日々
中学時代からギターを手に作詞、作曲に励んでいた川島は大阪でロックバンドを結成。 ボーカル兼ギターを担当し、ほぼすべての曲の作詞、作曲も手掛けるなど、音楽活動に邁進するも、バンドは解散してしまう。 その後、単身上京して路上ライブに精力を注いだという。 「とくに東京にツテがあるわけでも、知り合いがいるわけでもなかったのですが、『今行かないと後悔する』という思いだけで東京に出て来ました。はじめは何をしていいのか分からなかったので、まずは路上ライブをやろう、と。当時は、渋谷のNHKホール前のケヤキ通りで、毎日のように歌っていましたね」 その後、15年近い長く地道な下積み時代を経て、ついにメジャーデビューを果たす。 デビューアルバムには、音楽人生の転機のキッカケとなった『Woman“Wの悲劇”より』や自身が作詞、作曲を務めるオリジナル曲の『夜の向う側』、『結~yui』など5曲を収録。さらに、Chageがゲストボーカルとして参加する『夏の終わりのハーモニー』も収められている。
Chageとのデュエット曲も
川島は、恩人とのデュエットが実現した経緯をこう明かす。 「『夏の終わりのハーモニー』は、Chageさんのラジオ番組に出演させて頂いた時、僕に勧めてくださった曲で。番組のスタジオ内で一緒に即興で歌わせて頂いたら、番組のスタッフさんからとても好評を頂いて、Chageさん御本人も『いつかライブで一緒にやれたらいいね!』とおっしゃってくださっていたんです。今回、デビューアルバムを出させて頂くことが決まって、ダメ元でChageさんにデュエットをお願いしたら、『やろう!』と二つ返事で快諾してくださって、本当に感謝しています」 そして最後に川島は真っ直ぐな瞳で語る。 「今回はあくまで名刺代わりのアルバムなので、自分に合うカバー曲を中心に選ばせて頂いたのですが、今後は自分が作詞、作曲をしたオリジナル曲も聴いて頂きたいですし、心の奥に届いてほしいです。そして、まだ行ったことのない場所でもライブをして、生の歌声をより多くの方に聴いて頂けたら幸せです」 自身を見出してくれた恩人への感謝の気持ちを胸に、遅咲きの本格派シンガーソングライターがメジャーシーンを彩る日も近そうだ。 ■■川島ケイジ■■ 9月28日生まれ、和歌山県出身。大阪でのバンド活動を経て上京し、音楽活動に励み、11年9月に本名の川島敬治名義でミニ・アルバム『Stay Away』を自主発売。同年12月にFM静岡 k-mixでラジオ番組「川島敬治 さあ僕の明日はこっちだ」がスタート。東京を中心に名古屋、大阪など、年間50本以上のライブを展開する。 15年1月に開催された「Chage fes 2015~音ふれあうも多生の縁~」に出演。同年10月にテレビ東京系「THEカラオケ☆バトル」に出演し、圧倒的な表現力と包み込むような歌声が脚光を浴びる。今年8月31日にユニバーサルミュージック ジャパンからアルバム『KEIJI』でメジャーデビューを果たす。