のん&門脇麦&大島優子が三姉妹に 映画「天間荘の三姉妹」が10月28日に公開決定
プロデューサーは「この世界の片隅に」の真木太郎、脚本に「エール」の嶋田うれ葉
女優ののん、門脇麦、大島優子が三姉妹を演じる映画「天間荘の三姉妹」(配給:東映)が発表され、10月28日(金)に全国公開されることが分かった。併せて、本作のイメージビジュアルと三姉妹の場面写真、キャストコメントが解禁となった。 【写真】のん、門脇麦、大島優子が三姉妹に…映画「天間荘の三姉妹」の場面カット 15日に、のん、門脇(事務所公式アカウント)、大島のSNSアカウントに、「TENMASOU.COM」と書かれた30秒の動画がアップされ、ファンの間で話題を呼んだ本作。 原作はその作風と世界観で熱狂的なフォロワーを持つ漫画家・高橋ツトム。監督は「あずみ」(2003年)やジャン・レノ主演「ドアマン」(20年)を手掛け、現在ハリウッドを拠点に活躍する北村龍平が務めた。お互いを「盟友」と呼ぶ2人が「これはどうしても映画にしなければならない」と共鳴した物語が、高橋の代表作「スカイハイ」のスピンオフ作品「天間荘の三姉妹」だ。 プロデューサーを社会現象を巻き起こしたアニメーション映画「この世界の片隅に」(16年)の真木太郎、脚本をNHK連続テレビ小説「エール」(20年)を手掛けた嶋田うれ葉が務める。 物語の軸となる三姉妹の三女役には、「この世界の片隅に」の主人公・すずの声優として高い評価を得た、のん。次女役は、大河ドラマから、映画、舞台までさまざまな作品で強烈な存在感を放つ門脇。長女役に、近年数多くの賞に輝き、役者としての表現力と存在感に大きな注目が集まる大島という実力派3人が顔をそろえた。 本作が描くのは、いのち。ひとの生と死、たましい。家族や近しい人たちとのつながり。誰にとっても他人事ではないテーマを、あたたかく、力強く、時に見る者の心に問いかけながら、日常に寄り添う視線から見つめる。
北村龍平監督「とても特別な映画が生まれました」
以下はのん、門脇麦、大島優子、北村龍平、高橋ツトムのコメント。 ○のん 「『天間荘の三姉妹』の原作を読ませていただいたとき、とても感銘を受けました。一瞬で奪われてしまった命。残された人たちはどう受け止めれば良いのか、まだ終わっていないのです。原作に込められたメッセージは、ファンタジーの世界として描かれているからこそ強く届くものだと感じ、『参加したい』と決めました。そして、すばらしいキャストの皆さまと演技を交わすことができるよろこびもあり大興奮でした」 ○門脇麦 「撮影でともに過ごす時間を重ねるたび、本当の家族なんじゃないかと錯覚を起こすくらいに、ご一緒した方々の背中を見るだけで胸が熱くなる、そんな現場でした。幸せでした。大切な方と一緒に、大切な方を思い浮かべながら見ていただけたらうれしいです」 ○大島優子 「ついにこの映画の情報が解禁になったことを大変うれしく思います。いつだろうかと、ずっと楽しみにしていました。北村龍平監督と最初のディスカッションをしたときにこの作品への滾(たぎ)る思いと信じる思いなどを受け、とても興奮しました。それはこの作品の世界のような、現実ではないような現実、狭間の世界を実際に体感したのです。天間荘の三姉妹の長女として、みなさまの魂のお立ち寄り心からお待ち申し上げます」 ○北村龍平監督 「生きること、死ぬこと、そして、その先の世界。高橋ツトムという比類無き才能が生み出した、魂の救済の物語。原作と出会ってからの長い長い旅路の果てに、優しく、切なく、温かい、とても特別な映画が生まれました。天間荘という宿に集まる“ワケあり”な人々。その一人一人をたまらなく愛おしく感じています。ひとは生きていく。いのちよりも長く。作り手の我々の想いを、観客のみなさんにお届けできる日を楽しみにしています」 ○原作者:高橋ツトム 「『スカイハイ』シリーズは死をあつかうストーリーですが、描いていることは常に与えられた人生を精一杯生きるということです。『天間荘の三姉妹』をご覧になった方の1日が充実していただけたらそれ以上のよろこびはございません」 ※高橋ツトムの「高」の正式表記ははしごだか。
ENCOUNT編集部