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《新型コロナ》夏の甲子園中止 霞ケ浦ナイン、痛恨の思い 茨城県独自の大会望む

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茨城新聞クロスアイ

日本高野連は20日、新型コロナウイルスの影響が各地に広がる中、オンラインで第102回全国高校野球選手権大会の運営委員会と理事会を開き、兵庫県西宮市の甲子園球場で8月10日から予定していた夏の甲子園大会と出場権を懸けた地方大会の中止を決め、発表した。夏の大会の中止は3度目で戦後初、選抜大会と春夏連続での中止は戦争での中断を除き史上初めて。 昨夏の代表校の霞ケ浦は20日、夏の甲子園開催に望みをかけ、午後1時半から、自宅生徒を除く寮生50人がポジションや時間ごとに分散練習に励んでいた。 午後4時すぎ、中止の一報を受けた高橋祐二監督(60)は「困ったね」とそっと天を仰いだ。室内練習場に集めた選手たちに高橋監督が中止決定を伝えると、選手たちは唇をぐっとかんで監督の言葉に耳を傾けた。高橋監督は「3年生にとってショックだと思うし、『絶対にやるから』と伝えてきて、このような形になり申し訳ない」と振り絞った。その後、小田倉啓介主将(3年)はチームメートを集め、「一人一人思うところがあるだろうが、それぞれの目標に向けて気持ちを切り替えてやっていこう」と呼び掛けた。 昨夏、4年ぶりに出場した甲子園は初戦で敗れ、借りを返すつもりで練習を積んでいた。小田倉主将は「もう一度あの舞台に戻り、勝って校歌を歌おうと全員で目指して頑張ってきた」と悔しさをにじませた。山本雄大投手(3年)は「小学校の頃からずっと憧れていた甲子園がなくなり、ショックは大きい。最後の夏に行きたかった」と語った。 ナインの願いは「せめて県独自の大会を」。高橋監督は「練習してきた努力の形を試合でぶつけさせたかった。何とか3年生の区切りとなる試合をやってほしい」と県独自大会の開催を願い、小田倉主将は「霞ケ浦というプライドもある。全員で優勝したい」と力を込めた。

茨城新聞社

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