写真：PC Watch

　BMW M Motorsportは、EA Gamesが2005年にリリースしたストリートレーシングゲーム「Need for Speed: Most Wanted」に登場する車「BMW M3 GTR」を100%再現したモデルを発表した。まもなくこの実車をBMW Welt Münchenで展示する。 【この記事に関する別の画像を見る】 　レーシングゲーム「Need for Speed」シリーズが発売されてから30周年(初代は1994年)を迎える中、それを記念して作られた「100%リアルバージョン」で、ゲーム内のカラーリングを再現した。 　ゲーム内で登場するM3 GTRの実際のプロトタイプは、「M3 E46」をベースとしたもので、アメリカン・ル・マン用に開発された。2001年の10回のレースで7回優勝するという好成績を残している。 　今回作られた実車のスペックとしては、P60B40 V8エンジンを搭載し、排気量は3,997cc、最大出力は約450馬力、車重は1,100kg、最高速度は約260km/hなどとなっている。ゲーム内では最強クラスのマシンだが、実車のスペックはやや控えめだと言えるだろう。 　余談だが、Need for Speedシリーズの中でも、このマシンが多くのゲーマーにとって印象的だとされているのは、Most Wantedでは“敵役であるクラレンス・キャラハン、別名「レーザー」が運転していたものだったため”だとBMWのページ上では記述している。 　ただ、このM3 GTRはもともと主人公(プレイヤー)が所持していたもので、レーザーの陰謀によりゲーム開始早々に奪われてしまう。プレイヤーはこのM3 GTRを取り戻すべく、さまざまなストリートレースに参加するというのが、ゲームのあらすじだ。 　なおNeed for Speed: Most Wantedは2012年にも同じ名前のタイトルがリリースされており、Steamで購入可能だが、2005年のものとは異なるストーリーのものであるため注意されたい。