ステージ上で中指立ててグループ脱退した元アイドル 激変の近況 家賃70万NY生活、愛車はテスラ
かつてアイドル「小野寺ポプコ」として活動し、現在はインフルエンサーのOnodela(25)が1日までに「ABEMAエンタメ」に出演。インタビューに応じ、近況を語った。 2019年7月、スタッフの制止を振り切り、ステージ上で所属するアイドルグループからの脱退を宣言。怒りのあまり、中指を立てながら脱退宣言という衝撃の行動がSNSで拡散され、大きな注目を集めた。 教育熱心な両親に厳しく育てられ、子供の頃から読書が好きだった。アイドルを志したのは、「勉強ばかりの生活をしていて退屈さを感じて。テレビで見たようなキラキラしたアイドルに憧れて自分もそうなりたいと思った」。 親に反対されたこともあって、夢への一歩を踏み出せずに進学校に進んだが「うつになった」という。「自分の顔も好きじゃないし、ストレスが多かった。課題とか競争に常に追われて」と壮絶な高校時代を経て早大に進学。 一人暮らしを始めたのを機に、2019年、19歳の時に親に内緒でアイドルグループ「asterisk* east」に加入し、憧れのアイドルに。「練習生のころから他のメンバーと人間関係のトラブルは少しあった」と振り返り、結局、わずか1カ月で脱退。「ライブが始まる5分前とかに社長に出なくていいと言われて、あと、これからもう君いなくていいよって言われて」と非情な通告を受けた。 4人組の中で1人だけ出演禁止に。「どうしたらいいかわからなくなって、何も考えてなくて、気づいたらステージに立っていました。歌い終わった段階で3人がMCしている時に、すごく伝えたいと思って。最初はマイクを持って話していたけれど、途中でスタッフに音を切られて。それからマイクなしで話していた。メンバーの中にはずっと笑っている子もいました。スタッフにいろいろ言われるのが怖くて、急いで家に帰ろうとバスに乗って」とパニック状態でとった行動だったと振り返った。 グループは当初3人で活動していたが、そこへ後から加入しただけに「最初から壁があった。3人は高校生で、私は大学生で年も離れていたので」と3人の輪に入ることができず、気持ちがずれていったことも決定打となった様子。 脱退後、早大を卒業。かつて1年間シアトルに交換留学した経験を踏まえ、「またアメリカで学びたいなと思った」と米の名門・カリフォルニア大バークレー校Haasビジネススクールに進学。統計学やプログラミング技術を使って株価などの金融資産の価格を測定したり予測する学問である「金融工学」を学んだ。 アメリカの自由な気風が合っているといい、2人の男性と「3人で付き合ったらいいよ」と提案したという独特な恋愛観も披露した。2人の男性同士も付き合ってほしかったというが、そこはうまくいかなかった様子。 卒業後はNYの投資関係の企業に就職。「家賃は1カ月70万くらい…AIを使った投資運用の仕事をしています」と語り、「Onodela」に改名してインフルエンサーとしても活躍している。「特に出社っていうわけじゃないので1カ月の半分は旅行してる。今年は2回アメリカを縦断しました。自由に生きてるので、人生楽しくなりました」と充実の人生を送っている。 愛車は「学部時代は小さいBMWでした。院に入った時はイキってしまってBMWのi8を買ったんですけど。社会人になったら恥ずかしいなと思って、それを売って、今はテスラです」と明かした。「AIを使った投資運用を続けて、いつか自分のファンドを立ち上げたい。あとはプライベートシェフをやってみたい。料理が好きでフランスに3カ月料理学校に通ったこともある。いつかみんなに料理を作りたい」と将来についても口にした。 今もアイドルには「すごく未練はあるけど、人生の次のステージに進んじゃったのですごく寂しい。そういう機会はないかなって」といい、「今のままでいいなと思っています。後悔はないというか、神様が決めてくれた道。それに感謝してできることを頑張りたい。良い意味でも悪い意味でも目立つようなことはしたくないと思う。(当時のメンバーに伝えたいことは)騒がせて申し訳ございませんでした」と語った。