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石井氏推薦を正式決定 知事選で自民県連

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北日本新聞

■推薦決定でも異論相次ぐ  秋の知事選で現職推薦を決めた7日の自民党県連総務会。前日の常任総務会の結論を追認するだけの「セレモニー」とはならず、石井隆一氏に決めた選考過程や結論を巡って複数の異論が出た。新人の新田八朗氏が出馬に改めて意欲を示し、分裂選挙が確実になる中、結束を呼び掛けるものの一枚岩になれない県連の実情も浮き彫りとなった。(小林大介、柵高浩)  富山市の富山国際会議場のメインホールであった総務会。集まった約150人は新型コロナウイルスの感染を防ぐため、間隔を置いて座る。宮腰光寛会長と五十嵐務幹事長が、常任総務会で石井氏を推薦候補に選んだことを報告し、賛同を求めた。  質疑応答で、南砺市連の水口秀治政調会長が「石井氏と新田氏の政策や方針を党員に示し、判断材料にさせてほしいと強く申し上げていた。党員に対する気持ちを宮腰会長に聞きたい」とただした。  公明正大な選び方として5月下旬の会合で党員投票を提案したものの、見送られていたからだ。地元の武田慎一県議も「党員の思いをくんでほしい」と加勢した。

 宮腰氏は透明性のある選び方について協議を重ねた結果、全県議で両氏から考えを聴く方法になったと説明し、理解を求めた。  「石井知事は16年もやったのだから勇退してもらえばどうか。政治は過去ではなく未来。新しい人がやればいい」。県鳶(とび)土工業協同組合の大野良博理事長が発言した。五十嵐氏は「総合的に判断した。了承いただきたい」と答えた。  「現職以外の推薦」を求めていた富山市連支部長の中川忠昭県議は「県連は時代の変化に対応できていない。プロセスを含めて承服し難い」と改めて批判した。  張り詰めた空気の中で、採決へ。拍手多数で石井氏推薦が決まった。  石井氏が壇上に招かれ、決意を表明。続いて国会議員が順にあいさつした。宮腰氏が「新しい時代をつくっていけるよう先頭に立って頑張ってほしい」と締めくくると、横に座っていた石井氏は握手を求め、深く頭を下げた。  橘慶一郎衆院議員は「知事の実績には何の問題もない」としつつ「さらに4年間をお任せするかどうかについて、いろんな意見があるのも事実」と指摘。「今までの石井県政を仕上げるという強い決意で臨まれると思う」と述べた。

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