出動中の救急車が炎上した事故 運転の隊員は『ほぼ仮眠なしで20時間勤務し往復100km』背景に“地域の医師不足”の声
■市議が議会で指摘した「地域の医師不足」の声
13日に開かれた下呂市議会で、市議が事故について発言しました。 鷲見昌己市議: 今回の事故は、医師不足により下呂温泉病院の機能が十分発揮されず、市外への転院搬送が増え、隊員の負担が増していることも一因のようです。 事故の背景に、地域の医師不足があると指摘の声が上がりました。 下呂市消防本部の遠藤消防長: 重症度が高いものは、市外の3次救急医療機関である高山赤十字病院や中濃厚生病院。現場到着から病院収容までに要する平均時間は約34.4分となっております。 下呂市では深夜の連続出動を抑える対策や、転院先の病院から戻るなど今回の事故と同様のケースがあった場合には30分おきの休憩を義務化するなど、再発防止策を早急に検討するとしています。 市民の命を守る救急医療の体制をどう守るのか。 70代の下呂市民A: 救急車が事故を起こすのは、ちょっと信じられなかったですね。誰か人がいなかったのかなと思いますね。 70代の下呂市民B: 救急車のお世話に家族がなっているので。やっぱり就業体制というんですかね、帰りの事故だったみたいなので、もっと彼らが安全に働けるような、そういうのが必要かなと思っています。 (東海テレビ)
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