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天月-あまつき-「ここで終わりじゃない」“Rock&Cool”で提示した未来:レポート

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 活動10周年を迎えた天月-あまつき-が8月29日と30日、幕張メッセイベントホールより『天月-あまつき- 10th Anniversary Live Final!!~Love&Pop/Rock&Cool~』を行った。活動10周年を締めくくる同ライブは4月に開催予定だったが、コロナウイルス感染拡大の影響により延期、中止も考えられたなか、無観客生配信という形で実現した。ライブは「Love&Pop」と「Rock&Cool」とセットリストを変えたテーマで2日間開催。天月の2面性を打ち出したライブは2日間合計で5万人が視聴した。「イデア」や「ヒロイックシンドローム」などアンコール含め全17曲を披露した30日の「Rock&Cool」の模様を以下にレポートする。【取材=村上順一】 ■誰しもが楽しめる歌とエンターテインメントを  開演時刻になりステージに向かう天月。会場の真ん中でアコギを抱え「Dear Moon」をギターで弾き語り始める。美しいライティングが幻想的で、一気に世界観に惹きこまれる。ワンコーラス歌い上げると、「やっぱりダメだなあ…俺」と天月。突如スクリーンに投影された天月の家に住んでいる正宗の遠い親戚だという“マサえもん”とのやりとりからスタート。マサえもんからの叱咤激励に天月は「あれから10年、僕は本当に成長できているのだろうか。証明して見せる、自分の成長した姿を」と力強い言葉から、2日目『Rock&Cool』の幕は開けた。  初日と打って変わってブラスからチェロにチェンジしたメンバー生バンドとダンサーによるゴージャスなオープニングから、『Rock&Cool』というテーマに似合う、黒を基調とした衣装で天月がステージに登場。「2日目です! ヨロシク!!」とオープニングを飾ったのは「イデア」。アクセル全開、疾走感のあるナンバーで、リスナーを一気にロックな世界観へいざなう。  フレイムボールがステージ前方で盛大に立ち上がる演出がインパクトを与えた「This Night」、さらに無数のレーザーがステージから縦横無尽に放出、華麗なステップとセクシーな天月を堪能させてくれた「Mr.Fake」、さらにギアを1段上げ「ヒロイックシンドローム」と、これでもかとアップチューンで畳み掛ける。チェロの甘美な音色をバックに、天月のシャウトが冴え渡る。すでにクライマックスかのようなテンションだ。  MCでは、天月がコメントを読み上げると、ものすごい勢いでコメント欄が流れていく。「全員がきっちりと最後まで見ていってもらえるように、最後まで楽しかったと思ってもらえるように精一杯僕ら頑張ります」と意気込みを話す。  ここからは29日と共通セットリストで「小さな恋のうた」、「きみだけは。」「ホシアイ」の3曲を届けた。選曲が同じでもまた趣が変わる。ライブというのは、その日にしかない一期一会だということがわかる。画面の向こう側にいるファンに向けて、丁寧に歌い上げる姿が印象的だった。  骨っぽいロックサウンドのインストをバックにサポートバンドメンバーとダンサーを紹介。近世ヨーロッパの軍服を想起させる衣装にチェンジした天月が再びステージに登場し、「儚きゴースティング」で中盤戦がスタート。歌劇のようなストーリー性を感じさせるパフォーマンス。そして、しなやかな手の動きが印象的だった「マリオネットラヴァーズ」、立ち上がる炎がライブの勢いをブーストした「Ark」と『Rock&Cool』の名に相応しいパフォーマンスで魅了する。  MCでは、少ない人数でも観客を入れてライブをやれたなかで、無観客でおこなった意図、敢えて幕張メッセを会場に選んだ理由など、ライブ開催に至った思いを語る天月。「無観客だからこそ、オンラインだからこそ誰しもが楽しめる、歌とエンターテインメントを届けたい」と、今までと見劣りさせたくない、妥協したくないという思いが込められていた。ここまで支えてくれたスタッフやサポートメンバー、ファンに感謝を告げると、コメント欄でも、その思いに呼応するかのように感謝の言葉で溢れた。  そして、ライブは後半戦へ。儚さを感じさせるチェロの旋律が会場に響き、バラードナンバー「キミトボク」では、天月はキーボードを奏でながら歌う。スモークがフロアを埋め尽くし、ブルーのライトと相まって幻想的な空間が広がる中、リスナーもこの楽曲のメッセージに応えるかのように、天月に出会えた幸せを噛み締めるコメントを発信。太陽と月=天月とファンという関係性、片方だけでは成り立たない絆を感じさせてくれた1曲だった。  このライブに向けて作られていた「Letters to me」のエンディングでは、スクリーンに「10周年Yearありがとう! これからもよろしくね!」と天月からのメッセージ。そして、みんながいるからここまでこれた、旅はまだまだ続く、一緒に楽しんでくれたらいいなと、これまでを振り返る映像をともに想いを伝えた。 ■もっと天月というコンテンツを楽しんでもらえるように  ライブもラストスパートに突入、星をあしらった衣装にチェンジした天月は「流れ星」を披露。ステージ後方のスクリーンには美しい星空、サビでは噴射型の花火がステージを彩る。天月は間奏で「挫けそうな時もあった、でもやめられるわけがないだろう」と熱い言葉。本編ラストはバンドバージョンの「Dear Moon」。スクリーンに存在感のある満月が投影されるなか、美しい歌声が幕張メッセに響き渡った。  コメント欄はものすごい勢いでアンコールを求めるメッセージで埋め尽くされていく。アンコールに応え、ステージに天月が登場し「スターライトキセキ」を歌唱。宙にまで届きそうな伸びやかな歌声は圧巻。  このライブでも披露された「Letters to me」「カラフルタッグチーム」「儚きゴースティング」「アイビー」オリジナル曲4曲が8月31日より配信がスタートすること、アパレルの監修も行う天月は9月~10月に掛けて全国でポップアップショップを展開すること、さらにプロデューサーの本間昭光氏とウインターソングを制作中という報告にコメント欄も歓喜の声で沸いていた。  ここで、この10年間の歩みを語る天月。初めての無観客生配信ライブが不安だったこと、今回のライブが中止になりかけた時のこと、うまく活動できない悔しさ、天月は涙ぐみながらこのステージに立てている喜びをかみしめ、真摯に活動に向き合っていることが伝わってきた。「ここで終わりじゃなくて、もっと天月というコンテンツを楽しんでもらえるように、そしてみんなが胸を張って『天月が良いんだよ』と言ってもらえる僕でいたい」と決意を語った。  「自分から見える世界は簡単に変えることができるけど、それに出会うことは難しい。でも僕はそれに出会えた。これからもこの感謝はと伝え続けなければいけない」と、ラストは「Hello,My Story」。「好きなものを好きと言える世界で良かった、それは君がいてくれたからだ」と告げ、銀テープがキラキラと会場を舞うなか、真っ直ぐな歌声を届けた。  これで大団円を迎えたかと思いきや天月が「もう一個、甘えていいですか?」と、ダブルアンコールとしてもう一曲予定にはなかった「きっと愛って」を届けた。無数のシャボン玉がステージ上に舞い上がり、ファンタジックな世界観を演出。ハッピーな空間を最後まで作り上げ、「これからもみんなと楽しい日々が作れますように」と、2デイズの幕は閉じた。 ■セットリスト 『天月-あまつき- 10th Anniversary Live Final!!~Love&Pop/Rock&Cool~』 8月30日「Rock&Cool」 -映像「マサえもん登場!」- -OP- 01.イデア 02.This Night 03.Mr.Fake 04.ヒロイックシンドローム -MC- 05.小さな恋の歌うた 06.きみだけは。 07.ホシアイ -Band&Dancer紹介- 08.儚きゴースティング 09.マリオネットラヴァーズ 10.Ark -MC- 11.キミトボク 12.Letters to me -映像「10年間を振り返ってみて」- 13.流れ星 14.Dear Moon -メイキング映像「みんなと出会えてよかった」- ENCORE EN1.スターライトキセキ EN2.Hello,My Story [DOUBLE ENCORE] EN3.きっと愛って

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