堺市、源泉所得税納付遅れで加算税など385万円納付へ 事務処理ミスが原因
堺市は29日、事務処理のミスで職員ら約9800人分の源泉所得税約7600万円の納付が遅れ、堺税務署へ不納付加算税と延滞税として計約385万円を納付すると発表した。 市によると、今年5月末、同月に支給した給与などの源泉所得税約7600万円分の納付に関する総務サービス課の決裁が完了。その後、手続きを行う会計室に支出伝票を渡すことになっていたが、担当していた派遣労働者が誤って同課で保管していたという。 同課の別の職員が6月16日に源泉所得税の納付漏れに気付き、20日に納付。10日が納付期限だったため、堺税務署から不納付加算税約380万円、延滞税約5万円の納付を求められた。 市は再発防止策として決裁の処理状況を一覧化し、職員によるチェック体制を強化したとしている。