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映像作品の世界観を表現 大分市出身の歌手・KOCHO

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大分合同新聞

 大分市出身の歌手・KOCHO(31)=東京都在住=が、さまざまなメディアで活躍している。これまで、ドラマやアニメ、ゲームの主題歌やBGMなど延べ500曲以上レコーディングしてきた。その歌声は海外のアーティストにも高く評価されており、活動の場は今後も広がりそうだ。  「映像作品の世界観を表現するのが好き。作品をつくり上げるのに役立つ“音”を出せたらいいなーといつも思っています。音楽だけ、映像だけでは到達できない感動を届けたい」と語る。  幼い頃に口蓋裂(こうがいれつ)の手術を受けた。リハビリを兼ねて6歳から地元の「アンジェルス児童合唱団」に入り、18歳まで同団で宗教音楽などに取り組んだ。練習場の壁に張られていた「祈りが極まって歌になり、歌が極まって祈りになる」という言葉は、今も音楽に向かう気持ちを支えている。  フェリス女学院大音楽芸術学科を経て、ボイストレーナーに。自身の歌声にかすかに混じる雑音から、歌手になるのは諦めていた。しかし、トレーニングによって軟口蓋の筋肉が鍛えられ、気になっていたノイズが減ってきた。どこかで持ち続けていた夢に向け、再び挑戦し始めたのは25歳だった。  結婚し、現在は1児の母。妊娠中に収録したNHKのドキュメンタリー番組「空旅中国」のBGMでは、これまでにない太く落ち着いた声を出せたという。ドローンで撮影した中国の広大な大地を紹介する映像と彼女の声はぴたりと重なった。人生のステージとともに、歌声も変化していくことを実感した作品だった。今後はさらに技術を磨き、作詞にも積極的に取り組んでいきたいという。  「歌の仕事を志す人にアドバイスは?」という質問には「私もまだまだですが」と、はにかむ。そして「動画配信サービスなど、自分をアピールする場は増えています。大分にいながらできることもたくさんある。『まだ発展途上だから』と尻込みするのは、もったいないですね」と、かみしめるように話した。  豊府高、フェリス女学院大卒。アニメ「歌舞伎町シャーロック」「ゴールデンカムイ」、ゲーム「Fate/Grand Order」、ドラマ「アンナチュラル」など多くの作品で歌声を聞くことができる。6月1日から韓国の音楽プロデューサー・アイオバーン氏の楽曲を歌唱。「ユーチューブ」で配信されている。KOCHOは旧姓の古長から。

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