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【J再開後の注目株】球際で激しくバトルできる杉本竜士は不可欠なピースになれるか

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SOCCER DIGEST Web

球際で激しく戦う――「そこは俺が示していかないと」

 J1の舞台は、実質、今季が自身初と言っていい。2年前の18年シーズン、この年、J1に復帰した名古屋で在籍2年目を迎えていた杉本竜士は、開幕して間もなく、J2の徳島に移籍し、名古屋での出場機会はゼロ。いまだトップリーグでの実績がない杉本は今季、約2年間所属した徳島から、J1王者の横浜にステップアップを果たした。 【PHOTO】あの感動を再び!2019年のJ1優勝シーンを厳選ショットで振り返る!第34節横浜対FC東京戦  東京Vの下部組織出身で、12年にトップ昇格。その後、JFL時代の町田での武者修行を経て、東京Vに戻ってからは着実にキャリアを積み、名古屋、徳島と渡り歩いてきた。J2では165試合・14得点の成績を残す杉本は、「しっかりと戦術を理解して、ひとつのピースになれればいい」と新天地での活躍を期す。  闘争心溢れるプレーを持ち味とするアタッカーは、攻守両面でアグレッシブに振る舞う。独力での局面打開やスペースを作る献身的なフリーランに秀でる一方、果敢なボール奪取も特筆すべきセールスポイントだ。  5年前、当時のU-22代表チームに名を連ねていた杉本は、自らの武器について次のように語っている。 「日本サッカー界的に、どう考えても球際に行く文化が緩いというか。アンダー世代のチームに入っても、球際に行く選手はなかなか少ないから、そこは俺が示していかないといけないし、俺のストロングポイントでもあると思っている」    そのスタイルは今も変わっていない。敵のボールホルダーに鋭くアタックし、球際で激しく戦ってボールを奪い取る。オフェンスを最大の特長とする横浜において、マイボールの時間を長くするためにも、ロストしたボールはすぐに取り返したい。その意味では、素早く攻守を切り替え、守備も精力的にこなす杉本は貴重な働きを示すのではないだろうか。もちろん、自慢の突破力を武器にチャンスメイクでも存在感を発揮するはずだ。  起用ポジションは左ウイングが濃厚で、昨季の15年ぶり4度目のリーグ優勝に大きく貢献したエリキや遠藤渓太らがライバルとなる。熾烈なレギュラー争いが待ち受けるが、「自信がなかったら来てないんで」と不敵に笑う。その強気な性格も魅力のひとつだ。  リーグ連覇とアジア初制覇を狙うチームは、戦力の底上げがマスト。そのための力となり、不可欠な“ピース”となれるか。もうすぐ27歳と選手として脂ののっている今、杉本のさらなる飛躍に期待したい。 取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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