【隈研吾氏設計】「スノーピーク」が手がける極上リゾートに行ってみた!(温泉&サウナ編)
人気のアウトドラブランド、スノーピークが手がける複合型リゾート「Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS(スノーピーク フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ)」が、4月15日にオープン! 人生を構成する5つのテーマ「衣食住働遊」を取り入れたライフバリューフィールドの実現を目指すプロジェクトとして創られた施設は、心と身体を休めながら、五感を使って楽しめる自然に囲まれた空間になっている。今回、オープンしたばかりの気になる施設をじっくり探索してきた! 【写真】隈研吾氏設計、「スノーピーク」が手がける極上リゾートの画像をもっと見る
粟ケ岳を望む絶景を見ながら温浴で身も心もリフレッシュ
施設はスノーピークが本社を置く新潟県の燕三条にあり、どこにいても日本三百名山である粟ケ岳の眺望を堪能できるのが魅力だ。設計は建築家・隈研吾氏。タープを連想させるグラフィカルな屋根は、自然と調和するように15,000本のナラ材が敷き詰められ、利用客を暖かく出迎えてくれる。この“薪屋根”は屋根の裏から館内の天井へと連なり、中へと優しく誘ってくれる。
本施設でまずおすすめしたいのが、日帰り利用もできる温浴エリア。大浴場の中に内風呂と露天風呂、サウナがあり、それぞれ粟ヶ岳の絶景を目の前に利用することができる。入り口すぐの階段で地階に降り、脱衣所へ。通り道や空間が広く取られた内部は清潔感があり、什器も洗練されていてじつに心地がいい(すみずみまでしゃれていて気分がアガる!)。
大浴場に入って目に飛び込んでくる粟ヶ岳と美しい自然。内風呂にはガラス張りの大開口の窓を備え、露天風呂には自然に溶け込める約45平米のテラスを設置し、開放感たっぷりの温浴時間を満喫! そして、シックな洗い場に座ってまた感動。仕切りが低くなっていて、身体を洗いながらも景色を楽しめるようになっている。
温泉は100%自家源泉で、弱アルカリ性の泉質は疲労回復や美肌効果を促す。温度設定は41度で入りやすく、まろやかな湯に浸かれば心身ともに元気に一新! 温泉を堪能してサウナへ。 遠赤外線効果が高いと言われる人工石「ケルケスストーン」を使った360度型のヒーターを真ん中に設置し、焚き火を囲むような落ち着いた時間を味わえる。サウナも一面が額縁のようなガラス張りになっていて、季節によって変わる風景を鑑賞しながらのサウナは、最高の贅沢。ちなみに、温度は85度に設定。
サウナを出てすぐ横には16度の水風呂。体を濯ぎ浸ると、気分爽快! これを何度か繰り返し、大自然を感じながら気持ちよ~く整った。(※同じ構成の大浴場がもう一つあります) 次回はグルメ&施設編をお届け。乞うご期待! Composition&Text:Hisamoto Chikaraishi[S/T/D/Y]