【Japan Data】就職人気企業、伊藤忠が3年連続の首位 ―学情調査 : 10年前はメガバンク3行ランクイン
大学生の就活人気も時代と共に変遷。かつては憧れの就職先だった「金融」は、2018年以降はトップ10から姿を消した。今年の人気はやっぱりコロナ関連。
就職情報サービスの学情が、2022年卒業予定の大学生・大学院生を対象に実施した「就職人気企業ランキング」調査でトップとなったのは伊藤忠商事だった。同社は3年連続の首位。以下、味の素、アサヒ飲料などトップ10にはコロナ禍の「巣ごもり需要」や「ステイホーム」を支える生活関連の企業が並んだ。
10年前のランキングで目を引くのは、2位の三菱東京UFJ銀行(現・三菱UFJ銀行)を筆頭にメガバンク3行がランクインしていたこと。2017年卒対象調査の三菱東京UFJ銀行の10位を最後に、金融はトップ10から消えた。 2016~19年卒まではANA(全日空)が4年連続で首位を獲得。JAL(日本航空)もランクインしたほか、JTBグループ、オリエンタルランド、エイチ・アイ・エスなど旅行やレジャー関連も人気を集めた。
10年連続でトップ10に入り続けたのは伊藤忠とJTBグループの2社のみだった。