科学的に正しい<音楽の聴き方>「気分を上げたい、リラックスしたい」目的別・おすすめの曲を専門家が提案
<5>物事に集中したい
「気分が乗らないときはアップテンポで明るめの覚醒系を。じっくり集中したいときや過緊張が伴う場面なら、力強い曲や静かな曲もおすすめです」 スキマスイッチ「全力少年」(134BPM) 「アップテンポで曲調も明るめ、自分を鼓舞してくれる応援ソングは、低めのテンションから上げるときに◎」 エミネム「ルーズ・ユアセルフ」(86BPM) 「心の内面に響くような力強いヒップホップは、アスリートの中でも支持の高いジャンル。静かな闘争心が湧いてきます」 アリアナ・グランデ「サムタイムス」(78BPM) 「スローテンポでとても静かな楽曲で、高ぶりすぎたテンションを抑えてくれる効果が」
<6>アンガーマネジメント
「怒りや不安を鎮めるには、テンポがゆっくりで、音が小さめの静かな曲がいちばん。先述のエンヤもいいですね」 カーペンターズ「イエスタデイ・ワンス・モア」(83BPM) 「メロディーもリズムもシンプルで、曲調も暗すぎず明るすぎず。心がニュートラルになる曲」 バックストリート・ボーイズ「アイ・ウォント・イット・ザット・ウェイ」(99BPM) 「やや寂しげなメロディーにも聞こえるが、興奮した感情を落ち着かせてくれるのにはちょうどよいフラットさです」 ※「BPM」とは、Beats Per Minuteの頭文字で、1分間の拍数のこと。ちなみに多くの楽曲のBPMは、「SongBPM」「Tunebat」などのWEBサービスで配信中の楽曲を検索し、確認することができる。 取材・文/佐藤有栄 イラスト、写真/PIXTA ※女性セブン2024年11月28日号