科学的に正しい<音楽の聴き方>「気分を上げたい、リラックスしたい」目的別・おすすめの曲を専門家が提案
<2>気分を上げたい
「アップテンポで明るく、覚醒的な音がおすすめです。歌詞の影響も心理的に大きいので、自分に語りかけるようなポジティブな歌詞だとより◎」 いきものがかり「じょいふる」(159BPM) 「文字通り“ジョイフル(楽しい)”な一曲。ハイテンポが終始続き、自然と体が動きます」 ウルフルズ「ええねん」(174BPM) 「“笑い飛ばせばええねん”というポジティブな歌詞も前向きな気持ちを後押ししてくれます」 ワン・ダイレクション「What Makes You Beautiful」(125BPM) 「テンポはそれほど速くないが曲調が明るく、サビの部分で高く転調することで、気分がより高まります」 Mrs. GREEN APPLE「インフェルノ」(185BPM) 「疾走感のあるギターのテンポやメリハリのあるメロディーが特徴。とにかく突っ走ろうという気分に」
<3>運動前
「運動前は心拍数を上げて覚醒状態を作り、動ける体の準備をするための曲が向いています。テンポが速く、音が大きめのものがいいでしょう」 ONE OK ROCK「完全感覚Dreamer」(190BPM) 「ノンストップのスピード感があり、ライブでも相当盛り上がるという一曲。ウオーキングよりランニング向き」 カール・オルフ「カルミナ・ブラーナ」(139BPM) 「オーケストラと混声合唱による壮大な楽曲で、映画のクライマックスシーンにも登場する名曲」 B’z「ultra soul」(127BPM) 「言わずと知れたB’zの代表曲。この曲がかかれば自然と体が動き出し、『やるぞ!』という気分に」
<4>運動中
「音楽を聴くと、脳に音楽の情報が割り込むため、主観的なつらさが減るそうです。運動前のハードなものからリズミカルで明るい曲に変えることで、いつもよりちょっとがんばれます」 BTS「Dynamite」(114BPM) 「躍動感あふれるダンスでアップテンポな曲のイメージが強いが、意外にウオーキングに合うテンポ」 EXILE「Rising Sun」(127BPM) 「“陽はまたのぼってゆく”というポジティブな歌詞と力強いリズムが繰り返され、目標より長く歩けそうです」 ボン・ジョヴィ「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」(123BPM) 「往年の大ヒット曲。“成功することを信じて生きる”という前向きな歌詞もスポーツにぴったり」