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芸能界からも悼む声…新宿で犬23頭が放置死の「多頭飼育崩壊」

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SmartFLASH

《人の居ないゴミ屋敷から犬が泣き叫んでる、との相談で緊急で今から犬の視察に行くことになりました!!》  インスタグラムにそう投稿されたのは、7月4日のこと。アカウントの主は、NPO法人・みなしご救援隊犬猫譲渡センター東京支部(東京・世田谷区)。日頃は、おもに飼育放棄された犬猫の保護活動に当たっている団体だ。  同支部は、「家主がもういない新宿区の一軒家から、犬の鳴き声が聞こえる」との相談を受け、“現場” に急行した。理事長の佐々木博文氏が、当時の状況を明かす。 「スタッフが現場に到着すると、悪臭を放つ家にたくさん虫がたかっていて、半開きになった玄関ドアから、ゴミに埋もれた犬の亡骸らしきものがいくつか見えたそうです。鳴き声の主は視認できなかったものの、中にいるのは間違いない。  区の窓口や警察に、『助け出すために立ち会ってほしい』とかけ合いましたが、土曜日だったこともあり、“犬の命に緊急性は認められない” という理由で、対応してくれませんでした」  この家の家主は50代前半の男性で孤独死しており、遺体が運び出されたのは6月22日のことだったという。近隣住民が語る。 「ときどき訪ねてきていた区の相談員のような方が、家主に外から呼びかけても反応がなかったので、警察と消防に助けを求めていました。そのとき、家から白い犬が飛び出してきて吠え始めましたが、遺体の運び出しが済むと、警察と消防は、その犬を玄関の中に押し込んでいました」  佐々木氏らが求めた立ち会いに、行政が及び腰だった背景には、感染症を疑う警戒心もあったようだ。いずれにしても、「動物愛護管理法」(以下・動愛法)に定める「動物虐待」や「遺棄」の明確な証拠がない “犬命救助” は、警察の管轄ではない。  週明けの7月6日になってようやく、家主の遺族の了承が得られ、保健所をはじめとする新宿区役所の複数部署の立ち会いのもと、「犬猫譲渡センター」のスタッフが家屋内に立ち入ることができた。しかし、生きている犬を見つけることは叶わなかった。 「せめて亡骸を楽にしてやりたいという思いで、7月9日、私を含めたスタッフ3名であらためて家屋に立ち入り、23頭の亡骸を “保護” することができました。一部は白骨化していましたし、堆積したゴミや糞尿の下に埋まっている犬がまだいたかもしれませんが……。  比較的最近こときれたと思われる亡骸は、玄関や窓際に横たわっていて、飢えと渇きに苦しみ、助けを求めながら絶命したように見えました。7月4日の時点で立ち入ることができていたら、救えた命もあったのではないかと思うと、悔やみきれません」(佐々木氏)  佐々木氏は無念を噛み締め、こう付け加えた。 「これまで見てきたケースは、郊外で人知れず飼い主が孤独死した結果、ペットの “多頭飼育崩壊” が起きたものでした。今回は都心の一等地で、人目にも触れる場所なのに、なぜ止めることができなかったのか……」

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