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従来のサイクルに新風、ファッションブランドが発表した新たなショースケジュール

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ハーパーズ バザー・オンライン

新型コロナウイルス感染拡大の危機は間違いなくファッション業界のサイクルに影響を与えている。特にニューヨーク、ロンドン、ミラノ、パリで9月から開催される2021年春夏コレクションの開催について、厳しい決断を迫られたのだ。 【写真】新型コロナウイルスとの戦いに力を入れるファッション&ビューティブランド 事前に会場を借りることができず、世界のプレスやバイヤーを惹きつけることができず、さらには期限内にサンプルを調達して生産することができないため、多くのブランドはすでに別の手立てを検討し、ファッション・ウィークでの発表を断念すると決めている。これはまた、ブランドが1年間で大量の生産を迫られるコレクションの回数を改めて見直すことにつながり、多くのブランドはこのサイクル自体を再構築するよう求めている。今回は、現在までに特定のコレクションカレンダーからの離脱を表明したブランドをご紹介。

サンローラン

サンローランは2021年春夏シーズンからパリ・ファッション・ウィークでのプレタポルテのショーを中止すると発表し、2020年に予定していたすべてのコレクションスケジュールを見直すと述べた。ラグジュアリー・コングロマリット(複合企業)として有名なケリングの傘下にある同メゾンは、この決定を下した理由のひとつに新型コロナウイルスを挙げている。 同ブランドは声明の中で、「現在の状況と急激に変化する潮流を意識して、サンローランはスピードをコントロールし、スケジュールを再構成することにしました」「今まで以上にブランドは独自のリズムをリードし、時間の価値を正当化し、個々の空間と生活にアプローチすることで、世界中の人々とつながりを生み出していきます」と述ている。

マイケル・コース

マイケル・コースは声明の中で、「私は長年、ファッション業界のサイクルを見直す必要があると考えていました」と述べた。同氏は2021年春夏コレクションを9月ではなく、2020年の10月中旬から11月中旬の間に行う予定だという。 「アルマーニやドリス ヴァン ノッテン、サンローラン、世界中の大手リテイラーなど、業界の人たちがファッションのサイクルについてオープンな対話をしているのは素晴らしいことですね。業界の人たちは、生産プロセスのスピードを落とし、仕事のやり方を改善する方法を模索しているのです。物事を反映し、分析する時間がある今こそ、次の時代にふさわしい新たな手法を生み出すべきだということに多くの人が賛同しています」。

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