【京都でサク飲み】気軽でおしゃれ!コーヒーとワインの店へ
京都生まれ、京都育ちの食いしん坊、京都でおいしいものに出合いたければ、この人に聞けばハズレなし!そんなアマジュンこと天野準子の絶品満腹口福アドレス。古くから喫茶文化が根付く京都は、全国的にもみても喫茶店やカフェが多い街であり、今なおコーヒースタンドや焙煎所も増えている。さまざまな店のスタイルがあるなかで、11月は、“コーヒーと○○○な店”を紹介。今回はコーヒーとワインの店「SUMI」へ
木屋町松原「SUMI」
「SUMI」が店を構えるのはここ数年で店が増えてきた松原五条の角。行列ができるハイセンス立ち食いそば「suba」のお隣で、実はこちらも「suba」のオーナー鈴木弘二さんが営む店だ。 「この辺りは新しい店が増えてきて。街づくりってほど大層な話じゃないですが、コーヒーの店があったらいいなと思っていたんです」と、鈴木さん。2023年7月にオープンした「SUMI」は、コーヒーとワインを楽しめるスタンドになっている。 2面ガラス張りで、気候のいい時期は扉を開け放ち、開放感いっぱいに。店内はハイテーブルとスツールが4席あるのみで、混んできたら、立ち飲みしたり、外のコンクリートブロックに腰掛けたり。自由な空気感も心地いい。 ワインもコーヒー感覚で気軽に楽しんでもらうようにグラスワインはオール500円に。コインを購入し、ベンダーにコインを入れてセルフで注ぐスタイルも楽しい。
グラスワインは、全12種類すべてナチュラルワインで、デイリーワイン50ml、国産ワイン40ml、レア・リミテッドワイン25mlと、グレードによって量を変えて提供される。レア・リミテッドワインには、ラディコンやアキッレなど、通常はボトルでしか注文できないようなワイン好き垂涎の銘柄が登場する。
ワインやコーヒーのお供には、京都「アンソンドゥ パティスリー」の焼き菓子や東京「オーティス」のシャルキュトリーや島根「パッパラパッパ」のアイスクリームもそろっている。 2階はワインショップになっていて、グラスで飲んで気に入ったワインは購入することも。200本以上のナチュラルワインがそろうほか、クラフトジンやシードル、ノンアルコールドリンクも並んでいる。
すぐ近くには鴨川や高瀬川も流れ、コーヒーをテイクアウトしたり、朝10時からワインを飲んだり。さくっと気負わず立ち寄れるので、予定を詰め込みがちな旅行中の止まり木にちょうどいい。 「SUMI」 住所:京都市下京区木屋町通松原上ル美濃屋町182-10 営業時間:10:00~23:00 定休日:無休 TEL. なし TEXT BY JUNKO AMANO 天野準子 生まれてこの方、碁盤の目と呼ばれる京都の街中暮らし。雑誌やWEBで京都にまつわるライティングやコーディネートを行っている。プライベートでは、強靱な胃袋を武器に日々、おいしいものをハント