ZOZO防御率は驚異の「0.00」ロッテ移籍の石川柊太をソフトバンク小久保監督が要警戒「やっかいな投手が行くのは間違いない」
【ホノルル(米ハワイ州)小畑大悟】 ソフトバンクの小久保裕紀監督(53)が12日(日本時間11日)、国内FA権を行使してロッテ移籍を決めた石川柊太投手(32)に警戒心を強めた。 ■元タレント夫人と腕組みハニカミ2ショット【和田毅秘蔵写真】 残留を求めるソフトバンクを含め5球団の争奪戦に終止符が打たれた。現役時代、自らもFA権を行使して巨人からソフトバンクに移籍した小久保監督はかねて「FAは選手の権利」と繰り返してきた。石川の移籍について球団から報告を受けると「ずっと言っているように自分の権利なのでね。もちろん残ってほしかったけど、権利ですから。フロントがしっかり(残留交渉を)やった中で、本人が最終決断をすること」と理解を示した。 もちろん、先発ローテーション投手の有力候補が抜け、痛手になる。来季の開幕ローテに有原航平、リバン・モイネロ、カーター・スチュワート・ジュニアの3投手に内定を与えた小久保監督は「日本シリーズが終わった時点では4番手は石川だったからね。9月ぐらいから彼らしいパフォーマンスを発揮していた」と〝次点〟であったことを明かした。 同一リーグのロッテに移籍するだけでなく、風の強いZOZOマリンでは石川が得意とするパワーカーブが威力を増す傾向にある。同球場では18試合の登板で7勝1敗、防御率2.47。今季に限ると3試合で2勝、12イニング無失点と防御率0.00。小久保監督も「あの風を味方にやっかいな投手が(ロッテに)行くというのは間違いない。しっかり対策を立てて、真剣勝負でやっていきます」と表情を引き締めた。 決断は尊重し、チーム内で底上げをしていくしかない。「残った人たちは余計にチャンスですよ」。経験豊富な右腕が抜け、先発ローテ争いは激しさを増していきそうだ。(小畑大悟) 【#OTTOソフトバンク情報】
西日本新聞社